人事約100人に聞いたシリーズ②~印象に残っている逆質問~

約100名の人事・採用担当者を対象にしてアンケート調査を行い、前回の記事では『必ず聞く質問と変化球質問』をご紹介しました。

今回は、『面接官の印象に残っている逆質問』をご紹介します!

▼印象に残っている逆質問

『〇〇さん(面接官)の入社動機を教えてください』

業界:物流、従業員規模:101名~500名

一緒に働くことになる社員の思いや考えを聞くことは大事ですよね。特に、社風や人を就職活動の軸としている方は、逆質問の機会を活用して社員の思いや考えを聞いてみましょう。

『新人の時にどんなことを考えて仕事をされていましたか?』

業界:通信・ソフトウェア、従業員規模:51名~100名

より働くイメージを鮮明にするために情報収集しようとしている姿勢が見えます。当たり前かもしれませんが、働くことに対して意欲的な学生は好印象です。

『入社する前と入社後で感じた良いギャップを教えてください。』

業界:サービス、従業員規模:501名以上

HPや説明会では分からない内容を聞いているところがポイントです。実際に働いてみた感想を聞き出すことができます。悪いギャップ、ではなく、良いギャップと表現しているところも面接官からすると、好印象です。

『業務の中で最もときめくことは何ですか?』

業界:メーカー、従業員規模:101名~500名

ときめく、という表現が良いですね。ケース3でも、ギャップではなく良いギャップと表現しているように、聞きたい内容は同じでもどんな言葉や表現をチョイスするかで、面接官に与える印象も変わってきます。

『設立年月日が子供の日なのは、何か理由があるのでしょうか?』

業界:建設、従業員規模:101名~500名

意外な質問ですが、設立年月日に社長や創立メンバーの大切な思いが詰まっているかもしれませんし、会社を立ち上げるまでのエピソードを聞けるかもしれません。定番の逆質問ではないからこそ、面接官の印象に残る良い逆質問ですね。

『社長になります!』

業界:自動車、従業員規模:101名~500名

面接官の方が「文句なしの合格でした」というコメントも残してくれています。大胆な発言ですが、野心を持った学生を採用したい、と考えている企業など、求める人物像に当てはまる企業であれば好印象ですね。

『面接官の質問をオウム返しに同じ質問をされました。』

※この会社を志望した理由は何ですか?競合他社との違いは何だと思いますか?など、選考内で面接官が聞いた質問をそのまま逆質問で聞いてきたそうです。
業界:自動車、従業員規模:101名~500名

この逆質問は、悪い意味で面接官の印象に残っているものです。面接官はこの質問を受けて「横柄な印象を受けた。」とコメントしています。常に謙虚で丁寧な姿勢を忘れず面接に臨みましょう。

▼まとめ逆質問は、とりあえずたくさん聞けばいいというわけではありません。

逆質問では、面接官の方は、質問した理由なども汲み取って答えてくださっています。質問をした意図も伝えられるよう、自分の言葉にして逆質問をするよう注意しましょう!

また、HPや会社案内に載っていることを逆質問で聞いてしまうと、企業研究が足りない、とマイナス評価になりかねないので、要注意です。

この質問をすると、どんな回答が返ってくるのか?面接官はどんな風に感じるのか?というところまで想定して、事前に逆質問を準備しておきましょう。

面接では常に質問される側ですが、逆質問においてはこちらから質問することができます。せっかくの機会なので「逆質問を準備しないといけない」という考えではなく、「どんなことが知れるかな?」という考えで逆質問を楽しんでみてください!

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