【スポナビの添削ポイント】
★ES提出先の求める人物像・職務遂行に必要な能力を想定してエピソードを選ぶ
このESは大手鉄道グループに提出したもので、鉄道という社会インフラは人々の生活を支える大黒柱のような存在です。そのため個人の突出したエピソードではなく、部活動という組織に貢献したエピソードを選択しています。
たしかに個人のエピソードでも魅力的なものは多くありますが、どんなに優秀な人であっても、採用担当が自分の会社に合わないと判断したら採用には至りません。「自分の会社で活躍してくれそうだな」と採用担当に思わせることが重要です。
ES提出先に合わせすぎる必要はありませんが、同じエピソードであっても伝える角度や言葉を少し変えるだけで、相手に響く文章にすることができます。
ES作成の際には、提出先の会社がどんな人を求めているのか、どんな人が活躍しているのか、についても調べたうえで書いていきましょう！
★書き出しや言葉、見せ方を工夫して、インパクトを与える
「学生時代に打ち込んだこと」において、書き出しのアピールポイントを自分らしい言葉で書いています。リーダーシップ力や主体性といったありきたりな言葉ではなく、「現状に満足せず、できることを探して周囲と共に挑戦していく力」という自分の言葉で表現しています。
よくある強みやアピールポイントの言葉から自分の中にあるものを見つけようとするとありがちな表現になってしまいます。しかし、自分と向き合って自分の中から出てきたエピソードをベースに強みやアピールポイントを考えることで、自分らしい表現を見つけることができます。自己分析の時間をしっかり確保して、自分らしい強みを見つけましょう！
また、実施した内容を➀②➂と書いて、見やすさも工夫しています。大手企業になると採用担当がチェックするESは膨大な量になります。その中でもしっかり最後まで文章を読んでもらうために、視覚的な見やすさを工夫することも重要です。
