2022年を振り返ろう《時事問題➀》

面接ではガクチカや自己PRの他に、時事問題に対する考えを聞かれることもあります。

世の中のできごとを正しく理解し、自分の考えを説明できるようにしておきましょう!

この記事では、2022年〜2023年に起こったできごとを分かりやすく紹介していきます!

▼ロシアのウクライナ侵攻

(戦況)
2022年の2月にロシアがウクライナへの全面的な侵攻を開始しました。ロシアの侵攻に対してウクライナは激しく抵抗し、被害が拡大しています。軍の施設だけでなく民間施設への攻撃も行われ、多くの一般人が犠牲になっています。

(戦争のきっかけ)
軍事侵攻のきっかけについて、プーチン大統領は「NATOがウクライナを支援しており、ロシアを敵とみなして攻撃しようとしている。そのため自衛措置としてウクライナに侵攻する」と説明しています。NATOは冷戦時代に設立された西側の軍事同盟で、東側からの防衛を目的としています。つまりNATOはロシアと敵対関係にあります。そしてロシアとウクライナは兄弟国と言われるほど仲が良い国だったにもかかわらず、ウクライナ国内の政権交代や思想の変化によりNATOとの関係が強くなり始めました。この状態が続くとウクライナがロシアの敵になると考えました。また、ウクライナのNATO加盟を防ぐ目的もあり、プーチン大統領は侵攻を始めたと言われています。

(現状)
2023年2月現在もウクライナとロシアの交戦は続いています。ウクライナへの侵攻を続けるロシアの財源を断とうと、米国や欧州をはじめ各国がロシアに対して経済制裁を科しています。

(影響)
西側諸国のロシアに対する経済制裁に歩調を合わせるために、日本もロシアからの輸入を限定的に禁止しています。天然ガスや石炭などロシアの豊富な資源に頼っていた各国の経済制裁による世界的な石油燃料の高騰によって、資源が豊富とはいえない日本は大きなダメージを受けています。

『考えてみよう』
・ロシアとウクライナの交戦は、私たちの生活にどのような影響を与えているでしょうか?

▼成人年齢の引き下げ

(内容)
2022年4月に民法改正により、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられました。

(きっかけ)
近年、20歳未満の若者にも国政の重要な判断に参加してもらうための政策が進められてきました。その流れで、民法においても18歳以上を大人として扱うのが適当であると認められ、成人年齢が18歳に引き下げられました。

◎18歳(成人)でできること
・親の同意なしに契約可能
(ローンを組む、クレジットカードを作る、携帯や部屋の契約など)
・公認会計士や司法書士、医師免許、薬剤師免許などの国家資格の取得
・10年有効のパスポート取得
・結婚
(女性の結婚可能年齢が16歳から18歳に引き上げられ、男女とも18歳になった)
・普通自動車免許の取得
(以前から18歳以上は取得可能)

◎20歳以上でできること
・飲酒
・喫煙
・競馬、競輪、オートレース、競艇の券購入
・大型・中型自動車運転免許の取得 

『考えてみよう』
・成人年齢の引き下げに賛成ですか?反対ですか?その理由も教えてください。

▼物価の高騰

(内容)
2022年から2023年2月現在までに値上げした品目は2万品目を超えていると言われています。値上げは食料品を中心に、家電や光熱費など幅広い商品に及んでいます。

(きっかけ)
明確な出来事があったわけではなく、歴史的なインフレや円安水準が長く続いており、ロシアのウクライナ侵攻により資源価格が高騰していることなどが影響していると言われています。

(現状)
企業側としても、消費者が離れてしまうような値上げはできるだけ避けたいところです。しかし、原材料や輸入額の高騰により、企業努力だけでは対応しきれていないこともあります。2023年4月に値上げを予定している品目もあり、今後も値上げラッシュは続くと思われます。

『考えてみよう』
・あなたが考える物価の高騰を止める方法を教えてください。

 

==== 次回に続く ====
・コロナ
・ヘルメット
・ステマ規制     etc…

 

(本記事の参考サイト)
・朝日新聞「2022年の時事ニュース 知っておきたいキーワードはこれ! 朝日新聞『今解き教室』編集部が解説」
https://www.asahi.com/edua/article/14786946
・幻冬舎「知っておきたいウクライナの歴史…ロシア対立をわかりやすく解説」
https://gentosha-go.com/articles/-/43055
・法務省「民法改正 成年年齢の引き下げ~若者がいきいきと活躍する社会へ~」
https://www.moj.go.jp/content/001300586.pdf

 

スポナビ公式LINE
 
”フローティングバナー”