面接ではガクチカや自己PRの他に、時事問題に対する考えを聞かれることもあります。
今回は時事問題➀の記事に引き続き、最近話題のニュースをご紹介していきます!
世の中のできごとを正しく理解し、自分の考えを説明できるようにしておきましょう!
▼コロナ
(歴史)
2019年中国での感染をきっかけに日本でも2020年に感染が確認され、瞬く間に世界中に感染拡大しました。緊急事態宣言や自粛生活で感染者数が一度収まっても、また変異したウイルス株で再流行が繰り返されました。一人一人の感染対策や医療機関の努力もあり、令和5年3月13日からマスク着用が個人による判断可能となりました。5月には2類から5類への引き下げも予定されています。
(現状)
令和5年3月13日にマスク着用が個人の判断に委ねられ、マスク着用の義務がなくなりましたが、依然マスクを着用している人がほとんどのようです。個人の判断に委ねられたことによって、マスク着用派とマスク非着用派で意見が別れています。コロナ禍でもマスクの着用に関しては問題になっていました。今後マスクを着用せずに生活できる日は来るのでしょうか。
『考えてみよう』
・マスク着用に対するあなたの考えを教えてください。
▼ヘルメット
(内容)
道路交通法の改正により、令和5年4月1日から全ての自転車利用者について乗車用ヘルメットの着用が努力義務となりました。
(きっかけ)
警視庁によると、平成30年から令和4年までの東京都内の自転車乗車中による死者の約6割が、頭部に致命傷を負っています。また、ヘルメット非着用の場合、着用時と比べて致死率が約2.1倍も高くなってしまう結果が出ています。
(変化)
令和5年3月31日まで
『13歳未満の子どもにヘルメットをかぶらせるよう務めなければならない』
令和5年4月1日から
『自転車に乗るすべての人がヘルメットをかぶることに努めなければならない』
(現状)
法改正によって全ての人がヘルメット着用の対象となったものの、強制力はなく努力義務となっています。つまり、ヘルメット非着用でも罰則はないということです。
『考えてみよう』
・ヘルメットの着用率は上がると思いますか?また、その理由も教えてください。
・もしヘルメットの着用率が上がらなかった場合、どうすれば上がると思いますか?
▼ステマ規制
(内容)
令和5年3月28日付けで、消費者庁はステルスマーケティングを景品表示法の禁止行為に指定しました。施行開始は10月1日からです。
(きっかけ)
ステルスマーケティングとは、実際は企業などの広告主が依頼したにもかかわらず、利用者個人の感想などを装って商品やサービスを宣伝するものです。近年ステルスマーケティングが増えており、消費者側の判断が難しくなっています。これを受けて消費者庁は去年12月に検討会において「規制の必要がある」とする報告書をまとめました。そして今回禁止行為への指定と、10月からの施行が決定しました。
(変化)
「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」が不当表示に当たり、規制の対象は広告主である企業側のみとなりインフルエンサーなどは対象外となります。
(現状)
10月からの施行に向けて運用方針は定められているものの、より詳細な方針を検討中です。諸外国では以前からステルスマーケティングは違法とされていましたが、日本での施行は初めてとなります。
『考えてみよう』
・ステルスマーケティングの悪影響はどんなことがありますか?
・どのような広報やマーケティングがZ世代に響くと思いますか?
==== 次回に続く ====
最新ニュースについて解説します!
(本記事の参考サイト)
・厚生労働省,2023年,マスクの着用について,2023年4月6日取得
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kansentaisaku_00001.html
・警察庁,2023年,~自転車用ヘルメットと頭部保護帽~,2023年4月6日取得
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/toubuhogo.html
・NHK,2023年,「ステルスマーケティング」景品表示法の禁止行為に指定,NHK NEWS WEB,2023年4月6日取得
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230328/k10014022281000.html