業界研究ってどうやったらいいの?目的からやり方詳しく解説!

就職活動では
『どんな仕事をやりたいのか?』
『どんな会社に就職したいのか?』
を考えなければなりません。

『業界研究をしないといけない!
でもどうやったらいいの?』

と感じている学生さん必見!
業界研究の目的からツールまで、
詳しくご説明します!

▼業界研究の目的

業界研究の目的は2つです。

①各業界のビジネスモデルを理解し、仕事内容をイメージすること
②自己分析を通じて見つけた自分の企業選びの軸や素養と合致しているかを調べること

業界研究をすることで、どんな仕事をしたいのか、
どんな会社で働きたいのかが明確になることはもちろんですが、

「〇〇業界で生かせる強み=自己PR」
「〇〇業界を志望する理由=志望動機」

をエントリーシートや面接で語れるようになることが最終ゴールです。

▼業界研究のメリット

就職活動における業界研究は、内定をもらうためだけではなく、そこまでの過程で様々なメリットがあります。

【興味の幅が広がり、受ける業界・企業を増やせる】
就活を終えたスポナビ学生が利用者インタビューでも語っているように、就職活動における後悔の1つとして『もっと多くの企業を受ければ良かった、他の業界も見ておけば良かった』というものがあります。

学生アンケートの結果からも、体育会学生は少ないエントリー数から内定承諾先を決める傾向にあります。
部活動もある中で多くの企業を受けることは難しいですが、業界研究を行い幅広い業界・企業を知っておくことは重要です。

また、自分の興味のある業界ややりたい仕事と、自分に向いている業界や仕事は必ずしも一致するとは限りません。業界との相性もあります。「食品業界に絞っていたけれど全て落ちてしまい、その他の業界を見ていなかったためそこから探し始めたがすでに募集を締め切っている企業も多く受けられる業界や企業が少なくなってしまった」という学生さんもいます。そのため早期に業界を絞りすぎることはデメリットにもなります。

1つでも多くの業界、1社でも多くの企業を見ることで興味の幅が広がり、さらに自分に合う業界・企業を見つけることができます。後悔のない就職活動をするためにも、ぜひ業界研究に注力してほしいと思います!

【志望動機の納得感や深みが増す】
志望動機の重要な要素の1つとして、「なぜ他の業界ではなくてこの業界なのか」という項目が挙げられます。

先ほどの食品業界の場合でも「食に携わりたいから食品業界しか受けていない」と答えると、考えが浅い・就職活動にあまり力を入れていないと捉えられる可能性があります。それに対して「人の生活を支える仕事に興味があり、衣食住に関する業界としてアパレル業界・インフラ業界・食品業界などを見て、その中でも人の体を作り健康を支える食品業界に魅力を感じ、志望しました」と答えると、志望動機に納得感が出ます。

また、自己分析と並行して業界研究を進めることで、就職活動の軸に合っているのはどの業界かという視点で見ることができ、志望動機に深みが出るため面接での深堀りにも対応できるようになります。

【就活終了後も役に立つ知識が身につく】
『業界研究は就職活動のためならず…!』
業界研究は就職活動における内定獲得の手段として重要なだけでなく、内定後や入社後も効果を発揮します。

まず、業界の特徴や動向、そしてビジネスモデルなどから正しく仕事や企業を理解していれば、入社後のミスマッチを防ぐことができます。憧れや理想のイメージだけで内定承諾を決めてしまうと、入社後にギャップが生まれ、早期離職に繋がってしまう可能性もあります。

また、実際に業務に取り組む際に他の業界や職種を理解しておけば、営業先や提案方法を工夫できるようになります。社内業務においても、どのような部署や職種があって連携して会社が動いているのかを知っておくことで、スムーズにコミュニケーションを取ることができます。

▼業界研究のポイント

これから業界研究をやってみようと思っている学生さんは、この3つのポイントを抑えてください!

①目的を見失わない
業界研究の目的は、企業や業界の知識をまとめることではありません。面接の志望動機においても、知識を披露すればいいというわけではありません。

【各業界のビジネスモデルを理解し、仕事内容をイメージすること】【自己分析を通じて見つけた自分の企業選びの軸や素養と合致しているかを調べること】

この2つの目的を忘れず、業界研究に取り組みましょう!

②時間をかけすぎない
業界研究は、どれだけ多くの情報を集められたかではなく、業界や仕事のイメージが湧くかどうかが重要です。

1社1社細かく調べるよりも、調べる項目を限定したほうが、業界や企業ごとに比較しやすくなります。自己分析が進んでいれば、就職活動の軸に合っているかも項目に追加してみましょう!

③アウトプットをする
業界研究や自己分析は、インプットの取り組みです。
頭の中にあるだけではその情報が正しいのか、自分の考えとしてまとまっているのか、相手に伝えられるのか、判断ができません。

情報収集ができたら誰かに話すことでアウトプットし、確認をしましょう!スポナビスタッフとの面談で自分の意見や考えを伝えたり、友達や先輩に話をしたりしてみましょう。自分の考えを反映させたエントリーシートをインターンシップの選考や本選考で提出してみることも、有効なアウトプットです。

▼業界研究の手段・ツール

・就職情報サイト
様々な就職情報サイトでは、企業の事業内容・採用情報・社員メッセージ、業界セミナーなどのイベント情報など、就職活動で必要となる情報が掲載されています。業界研究の取り掛かりには最適なツールです。ただし、企業側が編集した情報のため情報の判断には気を付けましょう。

・書籍や雑誌
書籍や雑誌は、業界の全体像や動きを把握するのに役立ちます。様々な出版社が発行している「業界地図」は多くの業界が網羅され、業界の動向や市場のシェア率も知ることができます。

「会社四季報」は企業から掲載料をもらわずに作成しているため、客観的な企業情報を得ることができます。5,000社以上の企業情報が業界別に掲載され、同業の会社比較など幅広く詳細な情報を得ることができます。書籍は総合版、優良・中堅企業版、女性版などの種類があり、最近はデジタル版も発売されました。

・業界研究セミナー(就活準備イベント)
業界研究セミナーでは実際にその業界で働いている人々から話を聞くことができ、質疑応答の時間もあります。開催形式はオンライン対面のどちらもありますが、対面のほうが社風や社員の雰囲気などよりリアルな情報を入手することができます。

★スポナビでは定期的にオンライン、対面イベントを開催しています

・キャリアセンター(就職課)
卒業生の就職先、連絡先、学部学科ごとの傾向など、大学側が保有している情報をもとに就職活動のサポートを行ってくれます。キャリアセンターが主催するガイダンスや学内説明会は、その大学の学生を採用したいと思っている企業が集まるチャンスなので、ぜひ参加しましょう。

・OBOG訪問
上記の手段・ツールを使って業界研究を行ったうえで、さらに知りたいことがある場合はOBOG訪問を実施してみましょう。社会人として働いている方がほとんどであるため、事前にアポイントを取り、質問内容を準備しておくことで、当日を有意義な時間にしましょう。

 

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