【競技別:バレー】人事に響く自己PRを作ろう!

ESでも面接でも、必ず聞かれる自己PR。

体育会学生は【部活動】のエピソードをもとに自己PRを作ることが多いです。
その分、内容が被ってしまいありきたりな自己PRになってしまうことも…

競技別のポイントをおさえて、自分だけの自己PRを作りましょう!

今回は、バレーボール🏐

▼バレーボール部
バレーボールは、ネットを挟んでいるため攻撃の際に自コートで邪魔をされることはありません。ただし、相手のブロックを避けるために、選手間で呼吸を合わせた複雑な動きが必要になります。攻守において選手間のコミュニケーションや一瞬一瞬の判断が必要な競技です。そのため、サーブや筋トレは自主練習可能ですが、その他のプレーは練習相手がいないと成り立ちません

バレーボール部の自己PRのコツは、①チームの現状をもとに自分が感じた課題と目標を伝えて、②課題解決のために取り組んだ内容を具体的に伝えること。

①チームの現状をもとに自分が感じた課題と目標を伝える

バレーボールは、チームプレーが多いため選手間のコミュニケーションが重要です。チームとしての目標に対して、プレー面の課題と同じくらいコミュニケーション面の課題があることも多いです。チームの目標に対して、選手一人ひとりがチームの課題を感じ取り、解決に向けて動くことが、目標達成に繋がります。

例えば、この自己PRを読んでどのように感じますか?

(例:修正前)
私はバレーボール部に所属し、リーグ戦での優勝を目標に練習に取り組みました。週6日の全体練習に加え、毎日1時間のトレーニングを行いました。また、練習中も試合を意識した声かけを行ったり、コミュニケーションを取る機会を増やしたりするようにしました。その結果、チーム全体の練習に取り組む意識が変わり、大会本番も連携の取れたプレーをすることができました。目標である優勝は叶わなかったものの、この経験からコミュニケーション能力を身に付け、チームの成長に貢献する大切さを学びました。

コミュニケーションを取る機会を増やしたことでチームの成長に繋がったと説明していますが、そもそもチームの課題が分からないためコミュニケーションが成長に直結したと言えるのか微妙なところがあります。

このように変えてみるとどうでしょうか?

(例:修正後)
私はバレーボール部に所属し、リーグ戦での優勝を目標に練習に取り組みました。チームとして技術力はあるものの試合で実力を発揮できない選手が多く、セットプレーが乱れて得点ができないことが課題でした。そこで、練習中も試合を意識した声かけを行ったり、コミュニケーションを取る機会を増やしたりするようにしました。その結果、チーム全体の練習に取り組む意識が変わり、大会本番も連携の取れたプレーをすることができました。目標である優勝は叶わなかったものの、この経験からコミュニケーション能力を身に付け、チームの成長に貢献する大切さを学びました。

課題と取り組んだ内容がリンクすることで、チームの現状を正しく把握し課題解決のために取り組んだ「意識改善」と「コミュニケーションを取る機会の増加」が、チームの成長に繋がったということが分かる自己PRになりました。

②課題解決のために取り組んだ内容を具体的に伝える

ガクチカや自己PRでは、取り組んだ内容を具体的に伝えることが大切です。特にバレーボールにおいては、チームとして成長がポイントになることが多いため、あなた自身がどのようにチームに貢献したのかしっかり説明しましょう。

こちらの文章では、練習中の意識改善やコミュニケーションの機会を増やしたことは分かりますが、具体性に欠けています。

(例:修正前)
私はバレーボール部に所属し、リーグ戦での優勝を目標に練習に取り組みました。チームとして技術力はあるものの試合で実力を発揮できない選手が多く、セットプレーが乱れて得点ができないことが課題でした。そこで、練習中も試合を意識した声かけを行ったり、コミュニケーションを取る機会を増やしたりするようにしました。その結果、チーム全体の練習に取り組む意識が変わり、大会本番も連携の取れたプレーをすることができました。目標である優勝は叶わなかったものの、この経験からコミュニケーション能力を身に付け、チームの成長に貢献する大切さを学びました。

このように変えてみるとどうでしょうか?

(例:修正後)
私はバレーボール部に所属し、リーグ戦での優勝を目標に練習に取り組みました。チームとして技術力はあるものの試合で実力を発揮できない選手が多く、セットプレーが乱れて得点ができないことが課題でした。そこで、練習中も試合を意識して、セットプレー前の話し合いや声かけを行いました。また、1点ごとに何を考えてそのプレーをしたのか共有したり、週1回だったMTGを毎日行うようにしたりして、コミュニケーションを取る機会を増やすようにしました。その結果、チーム全体の練習に取り組む意識が変わり、大会本番も連携の取れたプレーをすることができました。目標である優勝は叶わなかったものの、この経験からコミュニケーション能力を身に付け、チームの成長に貢献する大切さを学びました。

具体的な行動内容を伝えることで、現状や課題を改善するために自分なりに考えて行動したことが伝わる文章になりました。

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①②のポイントをおさえて、具体的で明確なイメージを相手に伝える自己PRにしましょう!

また、バレーボール部はセットプレーからの得点が多いためチームとしての練習が重視されますが、そのベースには個人のスキルアップがあります。チームのレベルを底上げするために自主練習のメニューを考えて全体共有した、個人で取り組み効果のあった筋トレや食事メニューを部員に伝えた、など。個人の取り組みをベースにチームとして成長したエピソードも魅力的です。まずは大学での部活動を振り返って、自分が取り組んできたことや今取り組んでいることをまとめてみましょう!

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