部活に入るメリットと注意点|得られるものとは?

部活動は、人間的成長を促してくれる貴重な機会です。時間やお金がかかったり、怪我の心配もあります。しかし、それ以上に身体能力の向上健康の維持人間的な成長人脈形成など、得られるものがたくさんあります。

【こんな方に読んでほしい】
部活動に入るかどうか悩んでいる方
部活動を辞めたいと思ってる方
就活と両立する壁にぶつかっている方

読み終える頃には、モヤモヤした気持ちが晴れて、きっと前向きな気持ちになっているはずです。

【年代別】部活動の位置づけ

これから部活動に入るか悩んでいる方に向けて、まずは年代別の部活動の位置づけをご紹介します。あわせて中学・高校・大学と進学するにつれて変化するポイントもお伝えします。

▼中学
・義務教育である
授業料は無償、成績や出席日数に関わらず卒業できます。義務教育課程であることから、中学生に対しては勉強面や生活面においても教師が親身になって指導してくれることが多いようです。

・通学距離が短い
なかには受験して遠くの学校を受ける人もいますが、自宅から最寄りの中学校に通う人も多くいます。最寄りの中学校へ進学する場合、通学距離は比較的短いことが多いようです。

・全員入部制
なんとなく友達と一緒に部活動に入る生徒も多いのではないでしょうか?勉強内容も高校に比べると範囲が狭く難易度も低いため、文武両道を求める学校も多いようです。※全ての中学校が部活動必須とは限りません。

※中学部活の地域移行について※
文部科学省が2020年に【公立中学における部活動の地域移行】について発表しました。2023年〜2025年にかけて段階的に、休日の部活動を地域に移行していくという内容です。そのため、学校ではなく地域のクラブチームに所属する学生も増えることが考えられます。

★比較的、勉強と部活動を両立しやすい
★周りも部活動に入っていることが多いため、学力の差が開きにくい

▼高校
・義務教育ではない
高校からは義務教育ではありません。中学卒業後に就職か進学という選択肢があり、進学を選んだ場合高校に入学することになります。高校からは学校によってはっきりと特色が異なります。大学進学を重視する進学校もあれば、スポーツに重点を置く強豪校もあります。

・通学距離が長い
長い、というよりは、伸びると表現したほうが適切かもしれません。義務教育ではなく自分で進学先を選ぶため、家からの距離よりも別の点を重視した場合、中学よりも通学距離が長くなることが多いようです。その分、朝早く家を出て、帰宅時間は遅くなります。

・入部自由
高校生になると中学生の時よりも勉強の範囲が増え難易度も上がるため、勉強と部活動を両立できるかどうかは人によります。部活動も学校や競技によって、練習量やレベルが異なります。年に休みが1日しかない部もあれば、週3日しか練習しない部もあります。※学校によっては全員入部制を取っているところもあります。

★勉強と部活動の両立は、個人のキャパシティーや部活動のレベルによる
★入部は選択性であることが多く、学力の差が開きやすい

▼大学
・研究機関
大学は、もちろん義務教育ではありません。大学は、専門的な知識と一般教養を身に付け、社会における様々な問題を解決する力を養う場所です。いわゆる研究機関です。自分で授業を選択し、卒業に必要な単位を取得する必要があります。

・自立した生活
大学は高校よりも数が少ないため、進学する大学の場所が実家から遠くなることも多く、親元を離れて一人暮らしをする人も多いようです。そのため、生活習慣や健康管理なども自分次第、ということになります。

・入部自由
大学の部活動はもちろん入部自由。部活動かサークルかを選ぶこともできます。勉強やアルバイトなどやるべきことが増えるため、部活動への入部はそれなりの覚悟が必要なようです。

★自主性が求められる
★部活動は、勉強やアルバイトとの両立が必要であり、それなりの覚悟が必要

部活動に入ると言っても、中学・高校・大学によって部活動の位置づけや勉強と両立する難易度が全く異なります。それぞれの違いやポイントをおさえて、部活動への入部を決めましょう。

続いて、入部を悩んでいる人や今部活動に入っているけれど辞めるか悩んでいる人に向けて、部活動のメリットとデメリットをご紹介します!

部活動のメリットと注意点

「きっと楽しいんだろうけど、体力や費用面が心配」
「挑戦してみたいけど、続けられるか不安」

と思っている方も多いのではないでしょうか?

「一度やり始めたことを途中で辞めたくない」と思って事前に情報収集している方や、「部活動を辞めるか続けるか悩んでいる」という状態で意思決定のために検索している方に向けて、部活動に入るメリットと注意点をご紹介します!

▼メリット
・身体能力向上と健康維持
部活動を通して習慣的に運動することで、肥満の防止や筋力向上など健康維持に繋がります。また、体力がつくことで運動以外にも長時間集中して取り組めるようになります。

・メンタルヘルスの向上
部活動を通して、頑張って努力してできるようになるという達成感を得られたり、信頼できる仲間がいることで悩みや不安を相談できる環境ができたり、精神面の健康状態が良くなります。また、適度な運動はストレス解消にも繋がります。

・自己管理能力の向上
練習や遠征における時間厳守や大事な大会に向けた健康管理、自分で決めた目標に向かって努力を続けるなど、部活動という組織に合わせて自分で自分の生活を律することができるようになります。

・コミュニケーション能力の向上
監督やコーチ、先輩、後輩、部員の保護者など、部活動には様々な人が関わっています。様々な人との関わりを通して、上下関係や挨拶礼儀を学び、円滑にコミュニケーションを取る能力が身に付いていきます。

・将来のキャリアに繋がる経験の蓄積
部活動を通して、成功体験もあれば挫折や失敗など大変な経験をすることもあります。その経験は、継続力や主体性、協調性といった人間的な成長に繋がります。また、就職活動においてアピールできる強みにもなります。

▼注意点
・学業との両立
部活動に入ると、練習や試合などに使う時間が増えます。学校が終わって練習に参加すると、帰ってご飯を食べたらもう寝る時間という日々になることも少なくありません。そのため、勉強に使える時間は少なくなります。部活動と勉強を両立するためには、すきま時間の有効活用短時間で効率良く取り組む工夫が必要です。

・怪我のリスク
接触競技はもちろんですが非接触競技であっても、運動をすると怪我のリスクが伴います。軽い転倒や捻挫もあれば、骨折や靭帯断裂など大きな怪我をすることもあります。気の緩みが大きな怪我に繋がりやすいため、ウォーミングアップをしっかり行ったり、注意力が散漫にならないよう1プレー1プレーに集中するようにしましょう。

・周囲への感謝
競技に必要な用具(ウェア・シューズ・ラケット・ボール・装備品など)を揃えるためには、お金がかかります。早朝や夜遅くの送迎、栄養バランスに気を遣った食事の準備など、様々な面で周りの方々に助けてもらっています。周囲への感謝の気持ちを忘れず、部活動に取り組みましょう。

いかがでしたか?

メリットと注意点、どちらも重要なポイントです。注意点も理解したうえで入部を決めることで、実のある部活動経験を積むことができるでしょう。気になっている部活動でわからない情報がある場合は、事前に聞いて明確にすることが重要です。

続いては、部活動のメリットでも挙げた「将来のキャリアに繋がる経験の蓄積」について、就職活動で活かせる部活動の強みやポイントをご紹介します。

部活動を辞めるか悩んでいる人や就職活動を控えている体育会学生、必見です!

就活で部活動の経験を
武器にする方法

大学公認の部活動に所属している学生を体育会学生と呼びますが、体育会学生は特定の業界で人気が高かったり、就活において有利と言われることがあります。

その理由の1つは、『企業の求める人物像と非常にマッチしているから』です。

こちらは、『(体育会学生が思う)体育会活動を通して身についたもの』『新卒採用における企業の重視ポイント』のアンケート結果です。上位項目は共通しており、企業が重視するポイントを体育会学生は身に付けていることがわかります。

しかし、体育会学生というだけでは有利にならないのが現実です。

部活動を通して経験してきたことや身に付けた強みを【言語化】して、相手に伝える必要があります。

また、部活動と勉強、就活の両立で忙しい体育会学生は、効率良く就活を進めることが重要です。

こちらの3つのポイントを意識して、体育会であることを強みに変えて、就活を有利に進めていきましょう!

▼スケジュールを立てる
部活動に取り組んでいる体育会学生は、部活動を通して自己PRやガクチカ(学生時代に力を入れて取り組んだこと)など、面接でアピールできる経験を持っています。エントリーシートや履歴書に書く内容も充実したエピソードが多く、選考の第1ステップである書類選考をスムーズに突破することができます

しかし、部活動の練習や試合によってスケジュールが埋まってしまい、就活に出遅れてしまったり、就活に割ける時間が少なくなってしまったりしてしまうことも。

体育会学生である強みを活かしつつ就活を有利に進めるために、まずは部活動と就活のスケジュールを立てましょう。

①部活動のスケジュールを把握する
②就活のスケジュールを理解する
③部活動と就活のスケジュールを立てる

部活動と就活のスケジュールは1人1人異なります。いつからスタートして、どの時期に何に取り組むのかまで決めておくと、安心して就活を進めることができます。

(就活スケジュールが気になる方はこちら)
https://know-how.sponavi.com/how-to/1984/

▼イベントで効率良く業界研究
就活のファーストステップとして取り組むことが多い『業界研究』に焦点を当てて、時間がなくても効率的に進められる方法をご紹介します!

インターンシップは短くても1社あたり数時間〜半日かかります。1日に詰め込んでも参加できるのは2,3社ほどです。しかし、数社集まるイベントであれば1社あたり30分ほどで説明を聞くことができるため、1日で5〜10社ほど知ることができます。

就活のファーストステップは、自己分析業界研究です。自分と世の中のことを知り、今後のキャリアプランを立て、実現できる会社を受けていきます。『時間』が限られている体育会学生はこのファーストステップを効率良く進めていくことが重要であり、それを実現できる手段がイベントです。

積極的にイベントに参加して、効率良く有利に就活を進めていきましょう。

(イベントについて知りたい方はこちら)
https://know-how.sponavi.com/how-to/1386/

▼就活のプロに頼る
就活は誰しも初めて。初めて経験する就活の中で、プロのサポートはとても心強く頼もしい力になります。体育会学生は『時間』が限られているため、使えるものは積極的に使って就活を効率良く有利に進めましょう。

就活のプロは、大学の就職課(キャリアセンター)や就活エージェントなどがあります。

就活エージェントの1つであるスポナビのスタッフは体育会出身者が多く、1年を通して大学や部活を担当します。そのため、自分自身の経験をもとに体育会学生に寄り添い、各部活動のスケジュールや特徴を把握したうえで、就活をトータルサポートします。スポナビに登録すると、自己分析やおすすめ企業の紹介、面接対策、書類添削などのサポートが完全無料で受けられます。スポナビのエージェントを上手に活用して、効率良く有利に就活を進めていきましょう!

「やりたいことが見つからない…」
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「そもそもなぜ就活しないといけないの?」
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