中学や高校、大学など進学して環境が変わるタイミングで、新しいことに挑戦したいと思う人も多いでしょう。
「マネージャーをやってみたいけど、具体的にどんな仕事をするんだろう?」「興味はあるけど、自分にできるかな?」「運動経験が全くなくても大丈夫?」と思って、マネージャーの仕事を検索したあなたへ。
マネージャーの仕事は多岐に渡り、大変な時もあります。ただ、部員のすぐそばで成長を見守り、一緒に喜びや悔しさを分かち合える、魅力的なやりがいのあるポジションです。
マネージャー経験を通して身に付けた力は、就職活動や社会人になってからも役に立ちます。
やってみたいけど悩んでいるあなたの背中を押せるよう、マネージャーの役割や仕事内容をくわしくご紹介します!
マネージャーの役割を
理解しよう!
まずはマネージャーの役割を理解しましょう。
▼マネージャーの役割
マネージャーに対して、あなたはどのようなイメージを持っていますか?
「練習のサポート係」「怪我のケアなどで選手を支える」「雑用もしないといけない」など、様々なイメージを持っているかと思います。
どれも間違ってはいませんが、マネージャーの本質的な役割は【チームや選手が試合で勝つためのサポート】です。
マネージャーを必要とする部活は、雑用係を求めているわけではありません。チームが勝つために、考えて行動して貢献してくれる存在を求めています。
雑用や練習のサポート、怪我のケアなどは、選手が試合で勝つための仕事の1つです。
役割であり目的でもある【チームや選手が試合で勝つためのサポート】を、常に意識して仕事に取り組む姿勢が重要です。
続いては、マネージャーの具体的な仕事内容をご紹介します。
▼マネージャーの仕事内容
環境づくりの仕事
・飲み物の準備
・救急用具の管理
・備品の管理・補充
・応急手当の準備・対応
・練習の記録(ビデオ撮影)
・道具の準備・片付け
・練習場所の確保・整備
・大会運営・サポート
勝利に貢献する仕事
・スコア記入
・練習やトレーニングの補助
・指導方法の勉強
・情報収集
・データ分析
チームに貢献する仕事
・メンタルケア
・新入部員の獲得
・広報活動
・イベントの企画
・資金管理
上記は一例であり、全ての部活動で求められる仕事内容ではありません。逆に、他にもやるべき仕事があるかもしれません。
チームのレベルや規模によって仕事内容は異なるため、先輩に質問したり、体験入部で実際に参加してみるなど、情報収集を行うことをおすすめします。
また、どのスポーツのマネージャーをするか、競技の選択も重要です。「好きこそものの上手なれ」と言うように、どれだけその競技を好きになれるかも大事なポイントです。
役割や仕事内容は理解できたけれど、まだ不安が残っているあなたへ。
続いては、マネージャーを務めるうえでのポイントをご紹介します!
マネージャーとして
大事なポイントをおさえよう!
マネージャーの仕事は、簡単な仕事から難しい仕事まで様々です。覚えやすく簡単にこなせる習慣的な仕事もあれば、1から自分で考えて実行に移し、より良くできるよう工夫し続けることが求められる仕事もあります。
そんなマネージャーの仕事において大事なポイントを3つ紹介します!
①簡単な仕事こそ丁寧に
ドリンク作りや練習の準備など、慣れてくるとつい手を抜いてしまいそうな仕事もあります。しかし、ちょっとした気の緩みは仕事に表れ、それは監督や選手からの信頼低下に繋がってしまいます。
勝利に貢献するためには、監督や選手と強固な信頼関係を築くことも重要なポイントです。
簡単な仕事だからこそ、もっと選手の満足感を上げるためにはどうすれば良いのかを考えてみたり、効率良く丁寧にこなして他の仕事に割く時間を捻出できないか考えてみたり、現状に満足することなく工夫し続けることが大切です。
当たり前のことを当たり前にこなし続けることは意外と難しいため、差が生まれるポイントでもあります。
簡単な仕事こそ丁寧に取り組むようにしましょう!
➁常に向上心を持ち続ける
チームや選手の勝利に貢献するためには、マネージャーの成長も必須です。チームが強くなるにつれて、サポート内容もレベルアップしていく必要があります。また、マネージャーのサポート力が上がることでチームの成長速度を上げることもできます。
最新の練習方法やアスリート向けの健康的な食事に関する情報を仕入れて部員に伝えたり、対戦相手以外の試合も分析して気づいたことをチームに共有したり。
マネージャーの知識やノウハウが充実すると、選手に対するアドバイスも適切にできるようになり、勝利に貢献できるようになります。
常に向上心を持ち、レベルアップしていきましょう!
➂自分で考えて行動する
マネージャーの仕事は決まった仕事だけではありませんし、言われたことをこなすだけでは不十分です。
チームが不調な時は要因を探って解決策を考えたり、選手一人ひとり異なる悩みに対して相談相手になったり。コーチやトレーナーが不在時に、簡単なコーチングができるよう指導方法の勉強をしたり。
当たり前のことを当たり前にこなしつつ、期待以上の動きをすることで、チームや選手に貢献することができます。
自ら考えて行動しましょう!
この3つのポイントを意識して取り組むことで、充実した部活動生活を送れるはずです。
そして、充実した部活動生活を通して、人間的に成長することでしょう。
続いては、マネージャーとして過ごした部活動経験を通して成長したポイントや身に付けた力を、将来に活かす方法をご紹介します!
マネージャー経験を
就活で活かそう!
選手が活躍し、チームが勝つためのサポートを通して、チームに貢献してきたマネージャー。
部活動の経験を通して培った能力や身に付けた強みは、就職活動で活かせるアピールポイントになります。
マネージャーがアピールできるポイントはこちら!
▼アピールポイント
「協調性」「忍耐力」「献身性」「課題解決力」「タイムマネジメント」「凡事徹底力」「柔軟性」「主体性」「企画力」「気配り」「チームワーク」「目標達成力」「継続力」など。
他にもアピールできるポイントはたくさんあるので、ぜひ考えてみましょう。よく聞くキーワードではなく、自分でキャッチコピーを考えるのもおすすめです。周りと差別化を図ることができます。
アピールポイントを盛り込んだ自己PRはこちら!
▼自己PR例文
私の強みは、臨機応変な対応力があることである。私は現在、アメリカンフットボール部に所属しており、部員約100名、関係者500名以上の元で主務を務めている。仕事内容としては、司会・試合の運営等人員配置から、電話対応・資料作成の事務作業など様々である。「勝利」に向けて部全体が足並みを揃えていけるよう部員の管理を行うのだが、約100名もの部員が居れば、当然モチベーションの差や価値観は様々であった。そのため、部を運営する中で、批判やすれ違い、トラブルなど大組織ならではの課題と衝突することもあった。初めは戸惑いもあったが、前主務の先輩方にアドバイスをもらいながら、感染症への対応等を通して一つ、二つ先のことを見越し、状況に応じて判断する力を身につけてきた。社会に出た時に、主務を通して身に付いた対応力、大組織を動かすプレッシャーに打ち勝つ心は必ず活かすことができると確信している。
他にもマネージャーが就活に取り組む上で重要なポイントを知りたい方は、こちらの記事を読んでみましょう!マネージャーの強み10選の解説や自己PR例文3つ、就活アドバイスを掲載しています。
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マネージャー経験を活かす就活のコツ【例文付き】
マネージャーも選手と同じスケジュールで生活しているため、部活動と就活の両立はなかなか大変なことでしょう。
これから就活を始める方や今まさに就活中の方は、周りのサポートも頼りながら効率良く就活を進めていきましょう!
▼おすすめの相談先:スポナビとは?
「マネージャーって、何をアピールしたらいいんだろう…」「就活の進め方がわからない」「専門的なアドバイスがほしい」という人は、エージェントやアドバイザーなど就活のプロを頼ってみましょう。初めて経験する就活の中で、プロのサポートはとても心強く頼もしい力になります。
スポナビは、スポーツが持つ可能性を様々なフィールドで発揮することを目的として、体育会学生を対象に就職支援を行っています。部活動やスポーツを頑張ってきた方々が、学生生活を終えた後のステージでもスポーツを通して培った能力や魅力を武器に活躍できるようサポートしています。
スポナビのスタッフは体育会出身者が多く、1年を通して大学や部活を担当します。そのため、自分自身の経験をもとに体育会学生に寄り添い、各部活動のスケジュールや特徴を把握したうえで、就活をトータルサポートします。スポナビに登録すると、自己分析やおすすめ優良企業の紹介、面接対策、書類添削などの就職活動に関するサポートが完全無料で受けられます。
その面談の中で、自己PRやガクチカの添削も行っています。スポナビスタッフが面接官役を担い、模擬面接形式で面接練習を行います。回答内容だけでなく、印象の良い話し方や振る舞い方もアドバイスします。また、文章に起こしたものをLINEで添削することも可能です。回答が完成していない状態での相談もOKです。一緒に回答内容を考えていきましょう。
体育会学生は『時間』が限られているため、使えるツールやサービスは積極的に使って就活を効率良く有利に進めましょう。
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