【ガクチカ】就活で高校の部活経験は武器になる?例文10選

就活のガクチカ(学生時代に力を入れたこと)を書こうとしたときに、「大学時代にアピールできること、あんまりないなぁ」「高校時代のほうが頑張っていたから、その時のエピソードを話したい」と思う人もいるのではないでしょうか?
この記事では、就活のガクチカで高校時代の話をしてもいいのかという疑問に対する回答、その場合のポイントと注意点、例文などをご紹介します!

就活のガクチカで
高校時代の部活経験を
書いてもOK?

就活のガクチカ(学生時代に力を入れたこと)で、高校時代の部活経験について書こうか迷っていませんか?「大学時代の経験を書くべき」というイメージがあるかもしれませんが、結論から言うと、高校時代の部活経験を書いても問題はありません。

高校時代の経験でも問題ない理由

企業は、より直近のあなたの姿を知りたいため、基本的には大学時代の経験を求めています。しかし、高校時代の経験が 「あなたの人柄や能力を最もよく表している」 のであれば、自信を持ってアピールしましょう。企業が知りたいのは、あなたがどのような経験から何を学び、どのように成長したか、そしてその経験を入社後にどう活かせるかです。

高校時代の経験が評価されるケースとは?

特に、以下のようなケースでは、高校時代の部活経験が効果的なアピール材料になります。

これらの経験は、あなたの継続力、目標達成能力、チームワーク、リーダーシップ、問題解決能力などを効果的にアピールすることができます。

大学時代に特筆すべき経験がない場合の選択肢

大学時代に部活動やサークル活動、アルバイトなどにあまり力を入れてこなかった場合でも、心配はいりません。高校時代の部活経験は、あなたの強みをアピールするための有力な選択肢となります。大切なのは、どの経験が最も自分を表現できるか を見極めることです。

続いては、ガクチカで高校時代の話をする場合のポイントをご紹介します!

高校の部活経験を魅力的に伝える
書き方3ステップと注意点

高校時代の部活経験を効果的にアピールするためには、以下の3つのステップでガクチカを作成しましょう。

ステップ1:具体的なエピソードを選ぶ

まずは、あなたの部活経験の中から、最もアピールしたい具体的なエピソードを選びましょう。抽象的な話ではなく、「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「なぜ」「どのように」 といった5W1Hを意識して、具体的な状況や行動を説明できるように準備することが大切です。

ポイント:数字を使って成果を具体的に示す

「チームの勝利に貢献しました」という漠然とした表現ではなく、「私の活躍でチームは県大会でベスト8に進出しました」のように、数字 を使うと、より具体的で説得力のあるアピールになります。

ポイント:目標、課題、取り組み、結果を明確にする

エピソードを語る際は、以下の4つの要素を明確にしましょう。

1.  目標: 部活動でどのような目標を掲げていたのか
2.  課題: 目標達成のためにどのような課題があったのか
3.  取り組み: 課題を解決するために、どのような行動を起こしたのか
4.  結果: 取り組みの結果、どのような成果が得られたのか

ステップ2:エピソードから得られた学び・成長を明確にする

次に、そのエピソードから何を学び、どのように成長できたのかを明確にしましょう。企業は、あなたが経験から何を学び、それを次にどう活かせるのかを知りたがっています。

ポイント:企業が求める人物像と関連付ける

企業のホームページや採用情報などを参考に、企業が求める人物像を把握しましょう。そして、あなたの学びや成長が、その人物像とどのように関連しているのかを示すことが重要です。例えば、協調性を重視する企業であれば、チームワークを発揮した経験をアピールすると効果的です。

ポイント:抽象的な表現を避け、具体的な言葉で説明する

「頑張りました」「努力しました」といった抽象的な言葉ではなく、「毎日2時間の自主練習を欠かさず行い、レギュラーの座を勝ち取りました」のように、具体的な行動 を通して、あなたの学びや成長を説明しましょう。


ステップ3:入社後にどう活かせるかを説明する

最後に、部活動で得た経験や学びを、入社後にどのように活かせるのかを具体的に説明しましょう。これが最も重要なポイントです.

ポイント:企業の事業内容や職種と関連付けて説明する

志望する企業の事業内容や職種をしっかりと理解し、あなたの経験や学びが、その仕事にどのように役立つのかを具体的に説明しましょう。例えば、「部活動で培ったリーダーシップを活かして、プロジェクトを成功に導きたい」といったように、具体的な貢献イメージを伝えることが大切です。

ポイント:再現性のある能力であることをアピールする

「部活動でレギュラーになれた」という事実だけでなく、「目標達成のために努力を継続できる」という再現性のある能力をアピールすることが重要です。これにより、入社後も活躍できる人材であることを企業に印象付けることができます。

注意点➀:嘘、誇張はNG

エピソードを魅力的に見せたいからといって、嘘をついたり、話を誇張したりするのは絶対にやめましょう。選考が進む中で必ずどこかで矛盾が生じ、嘘がばれてしまう可能性が高いです。 企業は、あなたの実績だけでなく、人柄や誠実さも見ています。

注意点➁:大学時代の話も準備しておく

ガクチカ以外の設問でも高校時代の話ばかりしてしまうと、「大学生活では何もしていないのかな?」と思われかねません。そのため、大学時代のエピソードや話も準備しておきましょう。高校時代の話から繋がるエピソードだと尚良いです。(例:高校時代はラグビーを頑張って全国優勝を成し遂げ、大学時代は選手ではなくコーチとしてクラブチームの指導を行った。)

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ガクチカの考え方や注意点は、おさえられましたか?

冒頭でもお伝えしましたが、基本的に企業側は大学時代の話を聞きたいと思っているため、そんな中で高校時代の話をする場合はデメリットもあります。大学生活で何もしていなかったと疑われる可能性もあるため、そのデメリットを吹き飛ばすくらいインパクトのある高校時代のエピソードが必要になります。

続いては、高校時代のエピソードで作るガクチカの例文をご紹介します!

【例文10選】
高校の部活経験を
ガクチカでアピール!

ここでは、具体的なイメージを持てるように、競技別とアピール内容別に、10個の例文を紹介します。自分自身のエピソードと照らし合わせながら、参考にしてみてください。

競技別の例文5選

野球部

私は高校時代、野球部のキャプテンを務めました。私たちのチームは、中学時代に成績を残したメンバーが多く、個々の能力は高いものの、まとまりに欠けるという課題がありました。そこで私は、チームの一体感を高めるために、練習後に全員でミーティングを行うことを提案しました。ミーティングでは、それぞれの課題や改善点を共有し、互いに励まし合う雰囲気を作ることを心がけました。その結果、チームの士気が高まり、県大会でベスト8に進出することができました。この経験から、リーダーシップチームワークの重要性を学び、目標達成のためには、メンバー一人ひとりの意見を尊重し、協力し合うことが不可欠だと実感しました。

サッカー部

私は高校時代、サッカー部に所属していました。入部当初は、周りのレベルが高く、なかなか試合に出場することができませんでした。しかし、私は決して諦めず、毎日自主練習に励みました。特に、自分の弱点であるドリブル力を強化するために、動画サイトでプロの選手のプレーを研究し、徹底的に真似をしました。その結果、徐々に実力が向上し、2年生の秋にはレギュラーの座を勝ち取ることができました。この経験から、目標に向かって努力を継続することの大切さと、困難な状況でも諦めずに挑戦することの重要性を学びました。

陸上部

私は高校時代、陸上部に所属し、4×100mリレーで県大会で優勝することを目標に活動していました。しかし、部員間で実力にばらつきがあり、なかなか一体感のあるリレーができませんでした。そこで私は、リレーチームのリーダーとして、タイムが平均よりも遅いメンバーに対して、個別指導を行うようにしました。すぐにタイムが伸びることはなく悩む時期もありましたが、根気強く指導を続けた結果、徐々にタイムが速くなり、最終的には県大会で優勝することができました。この経験から、チームで目標を達成するためには、個々の能力を最大限に引き出し、協力し合うことが重要だと学びました。

バスケットボール部

高校時代、バスケットボール部に所属していました。私たちのチームは、ディフェンスが弱いという課題を抱えていました。そこで、私は、チームの試合のビデオを分析し、ディフェンスの弱点を洗い出しました。そして、その弱点を克服するための練習メニューを作成し、チームに提案しました。最初は、新しい練習メニューに戸惑うメンバーもいましたが、徐々に効果が現れ、チーム全体のディフェンス力が向上しました。結果として、地区大会で優勝することができました。この経験から、問題解決能力チームへの貢献の大切さを学びました。

テニス部

高校時代、テニス部に所属し、個人戦で県大会出場を目標に練習に励みました。私は、毎日の練習に加えて、週末には他校との練習試合を積極的に行い、実戦経験を積みました。また、自分のプレーをビデオで撮影し、コーチと一緒に改善点を見つけ、修正する努力を続けました。その結果、地区予選を勝ち抜き、県大会に出場することができました。目標を達成できたことはもちろんですが、それ以上に、目標に向かって努力を継続することの大切さを学びました。

アピール内容別の例文5選

リーダーシップ

私は高校時代、バレーボール部の副キャプテンを務めました。キャプテンを補佐し、チームをまとめる役割を担いました。練習メニューの作成や、試合中の声かけなど、常にチーム全体のことを考えて行動しました。特に、チームの雰囲気が悪くなった時には、積極的にメンバーに声をかけ、励ますことで、チームの士気を高めるように努めました。その結果、チームは目標としていた県大会出場を果たすことができました。この経験から、リーダーシップとは、ただ指示を出すだけでなく、メンバーのモチベーションを高め、チームを目標達成に導くことだと学びました。

チームワークや協調性

高校時代、卓球部の部長として、県大会出場を目指しました。部員のレベルに差があり、練習の成果が試合に繋がらないことが課題でした。そこで、一人ひとりの課題を聞き、得意なことを活かせる練習メニューを提案しました。提案する過程で意見の対立もありましたが、話し合いを重ね、全員が納得できる練習方法を作り上げました。練習中も、全員で声を掛け合い、励まし合いながら練習を進めました。結果は目標に届きませんでしたが、全員で最後まで戦い抜きました。この経験から、チームワークとは個性を尊重し協力し合うことで、目標に向かって努力できると学びました。

目標達成能力

私は高校時代、チアリーディング部に所属し、全国大会で優勝することを目標に、毎日欠かさず練習に取り組みました。スキル面だけでなく、演技構成もより魅力的な内容に改善するために、プロチームの監督をしている方に指導をお願いし、演技構成を何度も変更し、検討を重ねました。大会当日、点数が発表されるまではどのように評価されるのか不安でしたが、部員が練習の成果を発揮し素晴らしい演技ができたこともあり、見事優勝することができました。この経験を通して、明確な目標を設定し、それに向かって計画的に努力を続けることで、必ず結果に繋がるということを学びました。

継続力や忍耐力

高校時代、陸上部に所属し、長距離走に取り組んでいました。しかし、2年生の時に大きな怪我をしてしまい、半年間走ることができなくなってしまいました。リハビリは辛く、何度も挫折しそうになりましたが、諦めずに毎日リハビリと筋力トレーニングを続けました。その結果、以前よりも速く走れるようになり、怪我をする前には出場できなかった大会にも出場できるようになりました。この経験から、困難な状況でも諦めずに努力を続けることで、必ず乗り越えることができるということを学びました。

問題解決能力

私は高校時代、野球部にマネージャーとして所属しており、本校のファンを増やすための企画や大会運営にも携わっていました。高校2年時の大会では、例年よりも本校を応援してくれる来場者数を増やすという目標を掲げましたが、予算が限られているという問題がありました。そこで私は、地域の企業に協賛を募ることを提案しました。企業へのアプローチ方法や資料の作成など、初めての経験で苦労しましたが、部員や先生方と協力し、最終的には複数の企業から協賛を得ることに成功しました。その結果、例年よりも多くの来場者数を記録し、大会を大成功に導くことができました。この経験から、問題に直面した時こそ、冷静に解決策を考え、周囲と協力して実行することの重要性を学びました。

高校時代の部活経験も、あなたの強みや人柄をアピールするための貴重な材料です。この記事で紹介した3つのステップ、ポイント、注意点、そして例文を参考に、あなた自身の経験を魅力的に伝えられるガクチカを作成してください。

最後に、ここまで読んでくれたあなただけに、ガクチカがもっと良くなる㊙テクニックをご紹介します!

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考えたガクチカを添削してもらうことです!

せっかく考えたガクチカをセルフチェックで終わらせるのは非常にもったいないです。うっかりミスを見落としている可能性もあります。

就職課(キャリアセンター)や友人、先輩など、必ず第3者からアドバイスをもらいましょう。

自分では完璧だと思っていても、相手によっては理解しづらい表現もあります。客観的な意見やアドバイスを聞いて内容を改善することでより良い回答になり、選考通過率もUPします。アドバイスをもらったり、足りないポイントを指導してもらうことは、メリットしかありません!ChatGPTなどのツールもありますが、生身の人間の視点からのフィードバックは非常に重要です。

アドバイスや添削をもとにより魅力的なガクチカにすることで、書類の合格&選考突破や最終的な内定獲得がぐっと近づきます。

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