コロナ禍でも体育会はアピールできる!《体育会の強み③》

体育会の強み①②の記事で様々な特徴やアピールポイントを紹介しました。2つの記事を読めば、ある程度自分たちの強みを理解できると思います。

しかし、オンライン化やコロナによる部活動の禁止などで、何をどうアピールすれば良いのか困っている学生もいるのではないでしょうか?

今回はコロナ禍での体育会のアピール方法をご紹介!

体育会の強み〜第一印象編〜

『第一印象は3秒で決まる』『見た目が9割』という言葉を聞いたことはありますか?就活ノウハウや本によく登場する言葉ですが、これはメラビアンの法則をもとに導き出されたものです。

コミュニケーションを取る際に影響する割合は、視覚情報55%聴覚情報38%言語情報7%です。視覚・聴覚情報といった非言語コミュニケーションの割合が93%と高いため、『見た目が9割』とも言われるようになりました。

しかし、気を付けてほしいのは、非言語コミュニケーションは見た目だけではないということです。視覚情報にはしぐさやジェスチャーなど、聴覚情報には声の大きさや話し方など、見た目以外の情報もかなり含まれています。

誰がどのように話しているかが重要なのです。

体育会の良さとして、元気の良さやコミュニケーション能力があります。対面であれば第一印象としてかなり伝わりやすく分かりやすい部分ですが、オンラインだと伝わりにくくなってしまいます。音量調節ができるため声の大きさや元気の良さが伝わりにくかったり、表情が見えづらかったり。せっかくの良さをしっかり伝えられるよう、下記ポイントを意識してみましょう!

▢表情が分かりやすいように写りの良さに気を付ける
(明るい場所を選ぶ、簡易ライトや照明を設置するなど)
▢いつもより大きめのリアクションを取る
(頷きは分かりにくいので特に大きめに、または「はい」と声に出すなど)
▢スマホやカメラを通した自分の表情やリアクションを確認しておく
(自分が思っているよりリアクションが薄かった、ということがないように)
▢通信環境を整えておく
(電波が悪いことでコミュニケーションにストレスが生まれないように)

通信環境を整えておくことは、体育会の良さとされる礼儀やマナーがしっかり身についている、という部分にも関わってきます。オンラインだと対面とは違うマナーや準備すべきことがあります。体育会として評価されているポイントだからこそ、できていないとガッカリされてしまうかもしれません。事前に対策できる部分なので、しっかり準備しておきましょう。

体育会の強み〜伝える内容編〜

次に、自己PRやガクチカで伝える内容についてです。体育会学生といえば、やはり部活動の経験をアピールする人が多いでしょう。しかし、コロナによって大会が中止になり、活動も休止で練習ができなかったりと、満足に活動できていない中で何をアピールすれば良いのか悩んでいる人もいるかと思います。

ポイントは、自分なりにどのような工夫をしてコロナ期間を過ごしたか、です。コロナ前後でどのようにアピール内容が変化したか、ガクチカの例文をもとに見てみましょう。

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(コロナ前)
私が学生時代に力を入れたことは、バレーボール部での活動です。レシーブを受けるリベロとして、低身長ながらチームの守護神として尽力しました。私が部活動に力を入れた理由は、高校生までチームスポーツをしたことがなく、大学からチームスポーツを始めることによって協調性を磨いたり助け合いの重要性を認識したいと考えたからです。この部活動に打ち込むことで2つの気づきがありました。チームでは自分の活躍を重視する以上に他者への貢献が重要ということと、1つの目標を仲間とともに達成する喜びは何事にも代えがたいということです。これらの2つの気づきによって、私は仲間とともに目標を達成することが大好きな人間であることを認識できました。部活動を通して得た2つの気づきと、とにかく「仲間とともに目標を達成することが大好きな性格」を御社で活かすことで、自分だけの成果に固執せず、周りが成果を出すための手助けができる人材として活躍致します。

(コロナ後)
私が学生時代に力を入れたことは、バレーボール部での活動です。コロナウイルスの蔓延によって大会が中止になり、部活動としての活動もほとんどできない状態でした。しかし、せっかく部活動に所属しているのだから、チームとしてこの危機を乗り越えたいと考えました。今まで練習を行っていた時間にオンラインツールを活用して集合し、自宅でできるトレーニングを行ったり、定期的なMTGにおいて部員1人1人の目標設定とそれに向けた行動を決めて取り組みました。その結果、直接会えなくてもお互いの成長を感じることができ、励まし合いながら時には競い合いながら、コロナ禍においてもチームとして部活動に取り組むことができました。この経験を通して、どんな壁にぶつかってもできない理由ではなくできる理由を探して乗り越える行動を取ることの大切さを学びました。仕事においても、周りが諦めるような壁であっても常にできる理由を考えて乗り越え、成長していきます。 
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このように、自分なりにコロナ禍をどのように過ごしたかを考えることで、自己PRやガクチカを作ることができます。

部活動にこだわらなくても大丈夫です。今まで部活動に向けていた情熱を、勉強やアルバイトに注いだ経験を話しても良いです。部活動の経験があるからこそ、その情熱を維持して別のことに熱中できるとも伝えられます。部活動とそれ以外にも共通して活かせた自分の強みがあると、仕事に置き換えても活躍してくれそうだなという印象を与えることができます。

まとめ

コロナによってこの2年間は思うように部活動に打ち込めていないかもしれません。しかし、今まで継続してきたことはしっかり身に付いて皆さんの糧となっています。

自信を持ってアピールしましょう!

また、就活も部活動と同じで準備と練習が大事です。
準備していないこと、練習でできていないことは、本番でもできません。準備と練習を徹底して本番に臨みましょう!

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