大手スポーツ量販店でこんなお仕事してました!《お仕事体験談①》

先輩たちの就活体験談インタビューに加えて、今回から新たに『お仕事体験談』をスタートします!

前職でどのような仕事をしていたのか?
やりがいやギャップは?
転職理由は?

など、ぶっちゃけトークを公開します!

気になる業界で働いていたスポナビスタッフのリアルな話に注目です。また、転職を経て新卒での就活を振り返ったコメントと現就活生へのアドバイスもあるので、最後まで読んでみてください!

前職:某大手スポーツ量販店でのキャリア

スポナビ南野:スポナビの南野と申します!本日はお時間いただき、ありがとうございます。よろしくお願いいたします!

スポナビ中村:よろしくお願いします!

スポナビ南野:では早速インタビューに入っていきたいと思います。まずは前職のお仕事について教えてください!

スポナビ中村:新卒で某大手スポーツ量販店に入社し、ショップ店員として働き始めました。全国転勤の職種だったので、最初は福島県に配属されて各地を転々としました。仕事内容としては、来店してくれたお客さんに対して、自社の取り扱う商品を提案していました。

スポナビ南野:店舗での勤務から、その先はどのようなキャリアがあったのでしょうか?

スポナビ中村:私は店長代理までキャリアアップしていたのですが、その先は店長、エリアマネージャーとなって現場メインで頑張るキャリアと、本社勤務になるキャリアがありました。本社勤務はバイヤーや商品開発など、現場以外のお仕事があります。

実は、店長代理の時に本社で商品開発をやってみないか、という声をいただいてました。今まで培ってきたサッカーの経験を活かして、自社のスパイクなどサッカー製品の開発をやってほしいと言われていました。それは非常に魅力的で、自分が作ったスパイクを有名選手が履いてくれたら嬉しいし、子供にも自慢できる仕事だなと思っていましたね。コロナのせいでその話もなくなってしまったんですけど…。

新卒での就活:実は後悔も多い就活生時代…

スポナビ南野:ちなみに、なぜ某大手スポーツ量販店に入社を決めたのでしょうか?

スポナビ中村:実は私、全く就活する気がなくて…。3歳からずっとサッカーをやっていて、大学4年生の時にプロからも声をかけてもらい入団が決まってたんですけど、怪我をしてできなくなってしまって。もう4年生だったので、1年間就活浪人することに決めました。

自己分析も何もやらずに、「スポーツやってきたからスポーツ関係っしょ!」くらいの感じで、ほぼスポーツ業界だけで就活を進めていました。でも全然やりたい仕事が見つからないし、自分が働くイメージもわかないまま時間が経ってしまって、気づいたら3月を迎えていました。

そんな感じだったんですけど、4月末くらいに某大手スポーツ量販店の説明会に行ったら、人事の方がパワポとか資料を一切使わず自分の言葉で会社を説明していて、それに感動しました。それまでいろんな説明会を聞いていたけど、本当にこの人自分の会社のこと理解してるのかな?良いと思ってるのかな?っていう、用意してる台本を読んでるだけのような会社もあって。ちょっと私の考え方がひねくれてたんですけど。笑 でもそこの説明会を聞いたときは、電気が走ったというか、痺れましたね。そのまま応募して、面接のときも「人事の〇〇さんに憧れて志望しました!」「御社しか見ていません!第一志望です!」みたいな体育会の感じで話していたら、どんどん受かってそのまま5月の頭に内定をもらいました。それですぐ就活辞めました。

今思えばもっと就活を続けておけば良かったなとは思いますね。

スポナビ南野:就活の時は、スポーツ業界のみでしたか?それとも他にも受けていましたか?

スポナビ中村:基本的にはスポーツ業界を受けてました。それと、兄がアパレル業界でショップ店員として働いていたので、アパレル系も少し受けましたね。あとは、ケガでサッカーを引退したストレスからお酒に走ってしまって、それがきっかけでお酒の大手飲料メーカーもいくつか受けてみました。とりあえず自分の好きなものでしか考えてませんでした。

スポナビ南野:好きなもの、を軸に就活されていたんですね。

スポナビ中村:そうですね、でもそれが大きな間違いだったなと、思っています。面談で、学生には「絶対に好きなものだけで就活を進めるのはやめておいたほうがいいよ」と伝えています。

スポナビ南野:それは、なぜでしょうか?

スポナビ中村:自分の人生をもっと考えて、最終的にどのようになっていたいかまで考えて、企業を選べば良かったなと思っています。

ちゃんと自分の中で、何歳までに結婚して家庭を持って子供は何人ほしくて、とか人生設計していれば、景気や経済の影響を受けにくい業界ってどこなんだろう?って探していたと思うし、スポーツショップの店員だと土日休みじゃないから子供のことを考えたときにどうなんだろう?とか考え直していたと思うし、そういったことを考えた就活ができていませんでした。自分のそのときの気持ちや好きなものだけで就活していたのが非常にもったいなく感じています。ただ、入社した前職はすごく楽しくてやりがいもあったのでラッキーというか恵まれていたんですけどね。

一般的には良い企業だと思っていても、どこの会社も入社後のギャップは必ずあると思うので、そこがかなり大きかったりすると、早期離職に繋がってしまいますし転職もきつくなりますからね。そこは気を付けるようにと学生に伝えています。しっかり考えたうえで前職を選んでいれば自分の就活は間違っていなかったと思えるはずなんですけど、深く考えずに決めてしまったので後悔しています。

いろんな選択肢があったなかで一番楽な選択肢を選んでしまったというのが、後悔ポイントですね。

転職:コロナがなければ転職しなかった

スポナビ南野:転職しようと思ったきっかけは、どんなことがありますか?

スポナビ中村:きっかけは、ずばりコロナですね。正直コロナがなければ全く転職は考えていませんでした。前職の仕事は本当に面白かったので。

同業他社と違う面白いところでいくと、店舗ごとに仕入れる商品を選べて、「この地域はファミリー層が多いから子供向けの商品を増やそう!」という稟議を上げることができる会社でした。私はその時店長代理として店長職をやらせてもらってたんですけど、店舗を自分が思うようなカラーにできるという非常にやりがいがある仕事でした。分かりやすい例だと、コンビニはどこの店舗も同じ品揃えですよね、それが普通でスポーツ量販店も同じ商品が同じ量並んでいるのが一般的なんですけど、前職の会社は本社のバイヤーが仕入れた商品を店舗ごとに配分を変えることができていたので、エリア特性や店舗の特徴によって商品やレイアウトを変えることができました。

でも最後に配属された店舗が商業施設に入っている店舗だったのでコロナで休業になってしまって、結婚して子供もいたのでちょっとこれだと家族を養えなくなるなと危機感を感じました。休業中は有給を消化しないと給料が発生しない状況だったので有給を全て消費したんですけど、緊急事態宣言が解除されず。そういう状況で、これはもう無理だなと思ったので、影響を受けにくいというか今後なくならない、かつスポーツに通じるような仕事で、今ご縁があってこの会社にいます。

本当に転職理由はコロナ一択ですね。

スポナビ南野:コロナの影響って大きいですよね。コロナをきっかけに転職活動を始めて、スポーツフィールドに入社を決めた理由というのは、何かありますか?

スポナビ中村:実はスポーツフィールドの前に1社挟んでまして、IT広告関係の会社に営業職として入社したんですけど、そこは完全に給料目当てでした。とにかく自分の頑張り次第で稼げる仕組みがあって、なおかつお客さんが来店する必要がないのでコロナの影響も受けにくい業界だったので、内定をもらってすぐに入社を決めました。入社して半年弱くらいでトップ3くらいの営業成績にはなったんですけど、やっぱりスポーツを離れて分かる虚しさというか、今までずっと幼いころからスポーツをやってきた人間がスポーツと何も関係がない業界・職種で、スポーツの経験を何も活かせない仕事に就いたときに、とてもナイーブになりました。今までやってきたことってなんだったんだろう、みたいな。嫁からも「今のあんた何も楽しそうちゃうわ~」と言われていました。休みの日も出かけなくなっちゃって。

その時にやっぱりスポーツ業界が良いなと思ったんですけど、入社して半年で転職する人財って次に採用する企業からしたらかなりリスクありますよね、またすぐ辞めるんじゃないかっていう。色々探したんですけど、前職の職歴の短さやスポーツ系の転職求人の少なさから順調には進まなくて。

ありとあらゆる転職ツールを使っていたんですけど、その中でスポーツフィールドっていう会社を知りました。HPを見てすごく理念が強い会社だなと感じました。1社目の前職も同じように理念が強くて、世の中のために、っていう考えだったので、スポーツフィールドの理念にも感銘を受けました。求人サイトで見つけたんですけどそこからではなく、直接スポーツフィールドのHPから履歴書を送ったら、その日中に採用担当の方から連絡が来て、ぜひお願いします!という感じで面接が決まりました。そこからありがたいことに内定をいただいて入社することになりました。

スポナビ南野:実際に入社してみて、いかがですか?

スポナビ中村:みんなが仕事に対して誠実な会社です。これは体育会ならではかもしれませんが、チームで1つの目標に向かって本気で頑張りたいと思っている人が集まっているので、居心地が良いです。スポーツ店のショップ店員だったときは、正社員と契約社員とバイトとで立場が違う人が集まっていたので、同じ目標に向かって同じ意識レベルで仕事をすることがなかなか難しかったです。

就活生へのメッセージ:将来をしっかり考えよう

スポナビ南野:就活生のときにやっておけば良かった、今の就活生にはこういうことに取り組んでほしい、というアドバイスはありますか?

スポナビ中村:人生の将来的な分析をしてほしいなと思います。自己分析は、学生のとき何をやっていたか、どんな出来事で今の人格が形成されたかなど、過去の分析が多いですよね。過去の自己分析はみなさん取り組んでいると思います。ただ、将来的な分析って難しいとは思うんですけど、頑張って取り組んでほしいです。

社会人になったら価値観やお金の感覚も変わると思いますが、自分の人生どんな風になっていたら幸せかな?と考えておくことが一番大事だと思います。

スポナビ南野:私もずっと陸上を続けていて自分からスポーツを抜いたら何が残るんだろう?と不安になるのですが、体育会学生に共通する悩みなのかなと感じていて。中村さんもスポーツ業界から離れて虚しさを感じたと仰っていましたが、同じような学生にアドバイスするなら何を伝えますか?

スポナビ中村:「スポーツを取ったら何も残らないんです」っていう学生、たしかに多いですね。でもそもそもスポーツをやってるだけで、体育会じゃない学生よりも一歩リードしているんだよ、ということは面談でも常にお伝えしています。

その理由としては、体育会学生は上下関係を学べるし、チームで何か1つの目標に対してどういうプロセスを踏んでいくかを知っていて、その目標に対して頑張っている最中に起こるイレギュラーやぶつかる壁にどう対処していくかという経験も積んでいて、企業に勤めて働いていく上で大事なことをスポーツを通して既に学ぶことができています。入社してからビジネスマナーなども勉強していくと思うんですけど、これの腹落ち具合(納得度)が全く違うと思います。大学時代にその土台ができているからこそです。

なので、社会人になってスポーツから離れることに対してナイーブにならなくていいし、就活においても何も心配することはありません。スポーツを通して身についたことがなくなるわけではなく、仕事に活きていきます。面接においては、その経験を話せばそこに魅力を感じて採用したいと言ってくれる企業って、絶対にあるので!

スポナビ南野:最後に、就活生に対してメッセージをお願いします!

スポナビ中村:自信を持つこと!これに限ります!!

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