マナーを守ってトラブルを避けよう!《内定後の対応》

最終選考が終わると毎日ドキドキ…
内定通知がくると飛び上がるほど嬉しいですよね!

ただ、内定をもらった後の対応によっては、出身大学の印象を悪くしたり後輩に迷惑をかけてしまうこともあります。

内定を承諾する場合、お断りする場合、それぞれのマナーを把握しておきましょう!

▼内定後の流れ

①内定通知
電話・メール・郵便などの方法で企業から内定が通知されます。電話で伝えられることが多く、この時に内定承諾期限も通知されます。内定承諾期限とは、内定を承諾するか辞退するかを決定する期限のことです。1週間の場合もあれば、1か月の場合もあります。

②内定承諾
内定を承諾する場合は、企業に電話やメールで承諾する旨を伝えます。書類提出を指示されることもあります。郵送する場合は、お礼状も添えると印象が良いです◎

③内定通知書
後日、正式な書面で内定が通知されます。内定通知書には、簡単な業務内容や、給与額、入社日などが記載されています。

④内定式(10月)
一般的に10月に内定式が実施されます。内定式では、内定証明書の受け渡しや入社までのスケジュール共有などが行われます。同期と直接顔を合わせるタイミングにもなります。

《 POINT:内々定と内定の違い 》
内定と内々定の具体的な違いは、労働契約が成立しているかどうかです。つまり、内定承諾書にサインしていなければ、内々定の状態です。内々定には労働契約が成立しておらず、法的拘束力が発生しないため、企業は内々定を取り消すことができます。内々定を獲得したからといって、羽目を外したり問題を起こすことがないように、気を付けましょう。

▼承諾する場合

内定を承諾する旨を企業に連絡して伝えましょう。連絡方法は、内定通知をもらった方法で行うとよいです。雇用条件や内定取り消しの基準などもしっかり確認したうえで、決断しましょう。

(メールで伝える場合の例文)
件名:採用内定のお礼

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。
先日、内定の通知をいただきました、〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。

このたびは内定のご連絡を頂き、
ありがとうございます。
謹んでお受けしたいと存じます。

入社後は1日でも早く貴社で活躍できるよう、
何事にも積極的に挑戦し経験を積んで参ります。

今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。
────────────────────────
〇〇〇〇(氏名)
〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科
電話番号:xxx-xxxx-xxxx
メール :xxxx@xxxx.com
────────────────────────

承諾した後で「やっぱり辞退します。」と伝えると、企業に多大な迷惑をかけてしまいます。

急遽追加募集をしなければならなくなったり、内定式や入社式直前だと受け入れる予定で進めていた準備が無駄になってしまいます。また、他の学生の内定(入社)チャンスを奪ってしまうことにもなります。法的な拘束力や辞退による罰則はありませんが、出身大学や所属部活(競技)のイメージが悪くなってしまうかもしれません。原則控えましょう

基本的に、内定承諾できるのは入社予定の1社のみです。2社以上の承諾は、入社する1社以外は承諾後に辞退することになるため、企業に迷惑をかけてしまう誠実性に欠ける行為です。

志望度が高い他社の選考結果が出ていない場合は、正直に承諾するか悩んでいることとその理由を伝えて、期限を延ばしてもらえないか相談してみましょう

▼お断りする場合

内定を断り辞退する場合も、企業に連絡するのがマナーです。電話かメールのどちらかで伝えましょう。

(メールで伝える場合の例文)
件名:採用内定のお礼

〇〇株式会社
人事部 〇〇様

お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。

このたびは内定のご連絡を頂き、
ありがとうございます。

せっかくのお知らせをいただきながら大変恐縮ですが、
検討の結果、内定を辞退させていただきたくご連絡を差し上げました。

貴重なお時間を割いてくださったにもかかわらず
このようなお返事となり、大変心苦しく感じております。

本来であれば貴社へお伺いし、
直接お詫びをするべきところではございますが、

メールでのご連絡となりますことを、
何卒ご容赦いただきたくお願い申し上げます。

採用に関わってくださった皆さまには、
心より感謝しております。

末筆ながら、貴社の益々の発展をお祈り申し上げます。
────────────────────────
〇〇〇〇(氏名)
〇〇大学 〇〇学部 〇〇学科
電話番号:xxx-xxxx-xxxx
メール :xxxx@xxxx.com
────────────────────────

連絡の際は、入社しないからといって雑な対応をせず、丁寧な対応を心がけることが大切です。

内定を断るとなると、申し訳ない気持ちや言いにくいなという思いもあるかもしれませんが、迷惑をかけないためにも曖昧な表現は避け、はっきりと伝えましょう。最後にお詫びや感謝の気持ちを伝えるとよいです。

▼まとめ

内定をもらって嬉しい気持ちは分かりますが、少し冷静になって今後どのようにするかじっくり考えてみましょう。

複数社の内定を獲得した場合は、比較して自分が納得できる1社を選んでください。

もし自分だけでは決められない、誰かに相談したい、という場合は、いつでもスポナビスタッフにご相談ください!一緒に悩んで考え抜きます!

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