SPI➃の記事では、「非言語検査」の集合・場合の数についての勉強方法をご紹介しました。
今回は確率・金額計算についての勉強方法をご紹介していきます!
▼非言語検査
(前回のおさらい)
「非言語検査」においては、推論・表の読み取り・集合・場合の数・確率・金額計算・分担計算・速度算・割合が、主な出題単元です。「非言語検査」は数的処理能力や論理的思考力を見られるため、数式の復習と苦手単元の重点的な対策が必要です。
▼確率
あるできごとが起こる確率を導き出す問題です。全ての場合の数に対して、指定された場合の数が起こる確率を問われるため、場合の数を理解していれば解くことができます。
【例題】
箱の中に赤玉が2個、白玉が4個入っています。この中から同時に2個の玉を取り出すとき、白玉を2個取り出す確率はいくらでしょうか。
1.2 / 15
2.6 / 13
3.2 / 3
4.3 / 13
5.4 / 7
6.2 / 5
7.3 / 5
8.13 / 15
正解は、6(2 / 5)
【解説】
2個の白玉を取り出す組合せの数は
4C2 = 4 × 3 / 2 × 1 = 6
起こりうる全ての組み合わせの数は
6C2 = 6 × 5 / 2 × 1 = 15
したがって、白玉を2個取り出す確率は
6 / 15 = 2 / 5
《勉強方法》
確率は、分母も分子も場合の数です。そのため、前回の記事で説明した場合の数を理解できていれば、簡単に解くことができます。確率の解き方が分からない人は、一度場合の数に戻って復習しましょう。
▼金額計算
定価や原価、損益などの金額を導き出す問題です。問題文が長文になる場合が多く、必要な情報を選択し、整理する能力が求められます。
【例題】
ランニングシューズを定価の3割引の4,200円で売りました。この品物の定価はいくらでしょうか。
1.5,300円
2.5,750円
3.6,000円
4.6,200円
5.6,540円
6.6,920円
7.7,000円
8.7,300円
正解は、3(6,000円)
【解説】
定価をXと置くと、定価の3割引きは
( 1 – 0.3 )X = 0.7X
定価の3割引きが4,200円であるため
0.7X = 4200
X = 6000
《勉強方法》
まずはよく使う公式2つを覚えましょう。そして実際の問題を解く際には、求める値をXと置いて計算式を解いていきましょう。
公式① 定価 = 原価 ×(1 + 利益の割合 )
公式② 売価 = 定価 ×(1 – 割引率 )
>>SPI⑥
次回以降、数学の問題が出題される「非言語検査」の勉強方法の続き(分担計算・速度算・割合)をご紹介します!
(本記事の参考サイト)
・SPI対策問題集 produced by CareerMine
https://spi.careermine.jp/
・SPI無料学習サイト produced by StudyPro
https://saisokuspi.com/