グループディスカッションの種類とそれぞれの対策方法をまとめました!
抽象的テーマ型(自由討論型)
自由討論型は、基本的に「答えのない問題」について自由に討論を行う形式です。
企業側は「討論に対する取り組み」を重視しており、結論や答えには重きを置いていないことが多いです。
◎お題例
・東京オリンピックの開会式を盛り上げるためにすべきことは?
・AI(人工知能)によってわれわれの生活はどう変わるか?
・幸せの定義とは?
・できる社会人とは?
・日本の抱える社会問題を解決せよ
◎対策
・答えも抽象的になりやすくテーマの軸がブレやすいため、定義付けをしっかり行う
・結論から話し、根拠も合わせて発言する
・答えのないテーマが多いため、他人の意見を否定しない
・時間配分を考慮し、制限時間内で効率的に討論できるようにする
◎評価ポイント
結果より過程、人柄
課題解決型
ある事例に対する課題を提示され、その課題の解決法を討論しながら導き出す形式です。
簡単な資料やデータを企業側から与えられ、それらを基にディスカッションを行っていくケースもあります。
他の形式との大きな違いは「最終的に発表する」こと。
時間内に討論を行い、まとめる必要があるため、時間配分や意見の整理、結論に至るまでの説明力などが問われます。
◎お題例
・コンビニの売上を2倍にするには?
・満員電車を解消するには?
・若者の投票率をあげるためには?
・日本でキャッシュレス決済を普及させるには?
・iPhoneの売り上げを伸ばすには?
◎対策
・時間配分をしっかりと行い、効率的に進める
・お題に対して明確な軸を持ち、話がずれないよう気をつける
・出されたアイデアを整理し、その中から根拠を持って結論づけられるアイデアを選び出す
・わかりやすいまとめに仕上げる(PREP法(※1)の活用など)
◎評価ポイント
思考力、納得感のある説明力
資料分析型
与えられた資料を読み解き、最善と思われる解決策を提示する形式です。
課題の解決という点で課題解決型と似ていますが、意見の根拠が資料、または資料から類推された事実に限るという点がポイントです。
◎お題例
・あるテーマパークの料金を固定にすべきか変動にすべきか?
・今年どのような柔軟剤を出すべきか?
・とある街のショッピングセンターの隣に建てるべきものは何か?
・とあるファミリーレストランが取るべき経営戦略を考えなさい
◎対策
・「前提確認→現状分析→原因特定→アイデア出し→アイデア吟味→結論」の順に進める
・事実ベースで議論し、予測や自分の考察は述べない
・資料を組み合わせて分析する
・構造的に物事を捉え、数字ベースで話をする
◎評価ポイント
人柄よりも能力重視
ディベート型
ディベート型は、賛否の分かれるテーマについて2つのグループに分かれて討論を行う形式です。
この形式では「論理的な意見を述べられるか」「相手の論理の弱点を見つけられるか」といった、論理的思考を重視するために行われています。
◎お題例
・就職活動にエントリーシートは必要か、必要ないか
・お店の24時間営業はあるべきか、なくてもよいか
・日本はカジノを導入すべきか、導入すべきではないか
・年功序列を廃止すべきかどうか
・愛とお金どちらが大切か
◎対策
・意見を述べる時はPREP法(※1)を活用し、論理的かつ簡潔に述べる
・相手の意見の予測を行い、反論を述べられるようにする
・自分の意見にはしっかりと根拠を紐付けておく
・自分の意見を押し付けないようにする
◎評価ポイント
論理的思考性、ブレない軸
※1 PREP法
結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論(Point)の順に説明する方法
参考記事URL:https://know-how.sponavi.com/how-to/303/
まとめ
お題例をもとに、自分の意見を考えてみましょう。
就職活動をする部員で集まり、実際に議論してみるのもいいですね!
また、スポナビではスポ勉実践編として実際に集団面接やグループディスカッションに取り組める回もあります。ぜひご活用ください!