【競技別:テニス】人事に響く自己PRを作ろう!

ESでも面接でも、必ず聞かれる自己PR。

体育会学生は【部活動】のエピソードをもとに自己PRを作ることが多いです。
その分、内容が被ってしまいありきたりな自己PRになってしまうことも…

競技別のポイントをおさえて、自分だけの自己PRを作りましょう!

今回は、テニス!🎾

▼テニス
テニスの特徴は、個人戦と団体戦の両方があること。そのため、個人戦の目標と団体戦の目標が異なることもあります。

テニス部の自己PRのコツは、①個人戦での目標達成に向けて取り組んだ自分自身の努力を伝えること②団体戦の目標達成に向けて、周りと協力して取り組んだ努力を伝えること。

テニスにおいては、①②どちらも1つの自己PRに取り入れようとすると文字数が多くなってしまいます。そのため、自分がアピールしたい方をどちらか1つ選択する、もしくは2パターン作っておいて受ける企業によって変えるとよいです。

①個人戦での目標達成に向けて取り組んだ努力を伝える

テニスは、大学ごとの競技レベルだけでなく、同じ大学内でも競技レベルが大きくことなることもあります。また、監督やコーチがおらず、OBOGや引退した先輩に指導してもらう大学がほとんどです。

そのため、自分の競技レベルや部活動の状況、努力した内容などを丁寧に伝えることが重要です。

(例:修正前)
私は、テニス部に所属していました。選手権でベスト4に入ることを目標に、日々の練習に取り組みました。特にストレート展開でポーチに出られないことが課題だったので重点的に練習しました。先輩や社会人のOGの方にもアドバイスをもらい、戦術を学びました。その結果、最後の大会で3位に入賞できました。この経験から、課題解決力と継続力を身に付けました。

自分の課題を把握してひたむきに練習に取り組んだことは伝わりますが、大変さやどのような努力をしたのかはいまいちピンときません。また、テニス経験者しか分からない言葉もあり、面接官には伝わりづらいかもしれません。

このように変えてみるとどうでしょうか?

(例:修正後)
私は、テニス部に所属していました。強豪校出身者がおらずライバルとなる同期もいませんでしたが、個人戦でベスト4に入ることを目標に掲げ、日々の練習に取り組みました。まずは試合を分析して苦手な展開を把握し、その展開が得意な先輩にアドバイスを求めました。社会人でテニスを続けているOGの方にお願いし、クラブチームの練習にも参加させてもらいました。その結果どの展開でも有利に立つことができ、最後の大会で3位に入賞できました。この経験から、現状把握と正しい努力をする大切さと自分で考えて行動する主体性を身に付けました。

同期の競技レベルを伝えることで切磋琢磨するのが難しい環境であったことが伝わります。そうすると、クラブチームの練習に参加したという行動が、環境のせいにしたり言い訳をせず取り組んだんだなと大変さと努力が伝わりやすくなります。また、専門用語を使わないことで、課題が誰にでも伝わりやすくなりました。

続いて、団体戦での取り組みを伝える場合。

②団体戦での目標達成に向けて周りと協力して取り組んだことを伝える

テニス部は、団体戦に参加できるメンバーは女子5名男子9名です。リーグ戦ではメンバー外の部員が応援でメンバーをサポートします。また、男女一緒に練習する大学も少なくありません。そのため、男女問わずお互いの試合を応援することもあります。

部活動の状況となぜその目標を目指すのか、目標達成のために自分がどのような影響を及ぼしたのかを伝えることが重要です。

(例:修正前)
私は、テニス部に所属していました。男女ともに1部昇格を目標に練習に取り組みました。私は部のエースとして団体戦において全勝し、チームの勝ちに貢献することを心に決め、練習に取り組みました。メンバー外の部員にもこまめに声かけを行うことでチーム一丸となって、リーグ戦を戦い、優勝・昇格することができました。この経験から、覚悟を持って取り組む責任感を身に付け、チームで勝つ喜びを学びました。

競技レベルと絶対に勝つという覚悟を持って取り組んだことは伝わりますが、なぜ部員への声かけを行ったのか、それがどのようにチームの勝ちに繋がったのかがいまいちピンときません。

このように変えてみるとどうでしょうか?

(例:修正後)
私は、テニス部に所属していました。男女とも2部に所属し共に練習していたため、1部昇格という同じ目標を掲げていました。私は部のエースとして団体戦において全勝し、チームの勝ちに貢献することを心に決め、練習に取り組みました。しかし、練習に熱が入っていない部員がおり、練習の雰囲気が悪くなっていることに気づきました。そこで、メンバーかどうかにかかわらず全部員に声かけを行うことで同じ目標に向かって共に戦う気持ちを作りました。その結果、チーム一丸となってリーグ戦を戦い、優勝・昇格することができました。この経験から、覚悟を持って取り組む責任感を身に付け、チームで勝つ喜びを学びました。

部員への声かけを強化した理由と、それがチームの結束力に繋がったことで、目標達成できたのだと伝わるようになりました。

メンバー外だった場合でも、団体戦のエピソードを使って自己PRを作ることができます。メンバーの技術力向上やチームの結束力を高めるために取り組んだこと、メンバー外だったからこそ気づけたこと、チームのためにできたことを伝えるようにするとよいでしょう。

>> 他の例も気になる方はこちら <<

①②両パターン作ってみて、よりしっくりくる方を使うのもおすすめです。使わないことにした方も、もし「他に頑張ったことはありますか?」と聞かれた際の回答として準備しておくといいですね。

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