ESでも面接でも、必ず聞かれる自己PR。
体育会学生は【部活動】のエピソードをもとに自己PRを作ることが多いです。その分、内容が被ってしまいありきたりな自己PRになってしまうことも…
競技別のポイントをおさえて、自分だけの自己PRを作りましょう!
今回は、バスケ🏀
▼バスケ部
バスケは、個人でもセットプレーでも点数を取ることもでき、個人のスキルや成長がチームに大きく影響します。また、ポジション争いがあるのも特徴のひとつです。特徴的にはバレーボールと似ていますが、接触の有無・試合時間の制限・セットプレーの頻度などが異なります。
バスケ部の自己PRのコツは、①チームとしての課題や目標に対する自分の役割を伝え、②個人として取り組んだ内容を具体的に伝えるということ。
①チームとしての課題や目標に対する自分の役割を伝える
バスケは、身長や得意なプレーによってポジションが変わります。堅実にゴール下にボールを集めて得点を重ねるチームもあれば、3ポイントが得意な選手にボールを集めて効率良く得点を稼いだり、個人技で得点をもぎ取っていくチームもあります。チームの方針やメンバーの得意不得意のバランスによって求められる役割が異なります。
例えば、この自己PRを読んでどのように感じますか?
(例:修正前)
私は、バスケ部に所属していました。チームとしてリーグ戦での全勝を目標に取り組みました。チームの得点力を上げるために、私は3ポイントシュートの練習に取り組みました。毎日100本のシュート練習を行い、シュートが決まる確率を上げていきました。最終的に4割近くまで決定率を上げることができ、チームのリーグ戦での勝利に貢献することができました。この経験から継続力を身に付け、チームに貢献することの喜びを学びました。
チームとしての目標は分かりますが、そこに個人の取り組みがどのような影響を与えたのかがあまり伝わってきません。
このように変えてみるとどうでしょうか?
(例:修正後)
私は、バスケ部に所属していました。チームとしてリーグ戦での全勝を目標にしていましたが、平均身長が低くゴール下での得点力が弱いことが課題でした。そこで、ゴール下以外からの得点力を上げるために3ポイントシュートの強化に取り組みました。毎日100本のシュート練習を行い、シュートが決まる確率を上げていきました。最終的に4割近くまで決定率を上げることができ、チームのリーグ戦での勝利に貢献することができました。この経験から継続力を身に付け、チームに貢献することの喜びを学びました。
チームの課題を伝え、それに対する取り組みとして個人の努力を伝える流れを作ることで、なぜその努力を行いチームに貢献できたのかが伝わりやすくなりました。
②個人として取り組んだ内容を具体的に伝える
バスケは団体競技でありつつも、個人の努力や成長がチームの勝利に大きく影響するため、自主練習が非常に重要になってきます。しかし、漠然と頑張ったことを伝えても企業には響きません。働く際に活きる強みとして魅力を感じてもらえるように、頑張ったことの意図や目的まで伝えるようにしましょう。
こちらの文章では、確率を上げるために毎日努力したことはわかりますが、なぜ100本シュートを続けたのか何を意識していたのかが分かりません。とりあえず数をこなした、と捉えられる可能性もあります。それだともったいないですよね。
(例:修正前)
私は、バスケ部に所属していました。チームとしてリーグ戦での全勝を目標にしていましたが、平均身長が低くゴール下での得点力が弱いことが課題でした。そこで、ゴール下以外からの得点力を上げるために3ポイントシュートの強化に取り組みました。毎日100本のシュート練習を行い、シュートが決まる確率を上げていきました。最終的に4割近くまで決定率を上げることができ、チームのリーグ戦での勝利に貢献することができました。この経験から継続力を身に付け、チームに貢献することの喜びを学びました。
このように変えてみるとどうでしょうか?
(例:修正後)
私は、バスケ部に所属していました。チームとしてリーグ戦での全勝を目標にしていましたが、平均身長が低くゴール下での得点力が弱いことが課題でした。そこで、ゴール下以外からの得点力を上げるために3ポイントシュートの強化に取り組みました。まず、ブロックを避けるため、シュートモーションが小さいフォームに変えました。そしてフォームを定着させるために動画を撮りながら毎日100本のシュート練習を行いました。ただ打つのではなく動画でフォームを確認しつつ、徐々に決定率の目標を上げていきました。最終的に4割近くまで決定率を上げることができ、チームのリーグ戦での勝利に貢献することができました。この経験から継続力を身に付け、チームに貢献することの喜びを学びました。
現状の分析力や目標のステップアップを行い、PDCAサイクルを回せることもアピールできる内容になりました。
①②のポイントをおさえて、チームに貢献するために正しい努力ができることをアピールできる自己PRにしましょう!
シュート練習以外にも、ディフェンスやパス回しなどチームに貢献する方法はたくさんあります。現役で部活動に取り組んでいる人も多いはず。このタイミングでもう一度チームの課題と自主練習の内容を考えてみるのもおすすめです。部活動と就活を分けて考えるのではなく、部活動を頑張ることで就活を有利に進めていきましょう!