「体育会系は向上心があって粘り強く取り組めるから良い!」「体力やストレス耐性があるのも社会人においては体育会系の強みだ!」と言われることもあれば、「体育会系は気合や根性など精神論でしか物事に取り組めないから残念。」「体育会系はWEBに弱い印象がある。」などと言われることもあります。
体育会系に含まれる体育会学生の皆さんは、体育会系の世間からの評価やイメージ、就職先として向いているのかどうかなど気になることも多いのではないでしょうか?
体育会系ってどんな人?
体育会系の企業ってどんな企業?
体育会系の企業に向いている人ってどんな人?
この記事ではそんな疑問にお答えしていきます!
体育会系って、どんな人?
体育会系という言葉を聞く機会は多いかと思いますが、そもそも体育会系とはどういった意味なのでしょうか?
様々な解釈がありますが、一般的に体育会系とは「運動部など体育会の部活動に所属している人たち」という意味で使われています。また、小学館「デジタル大辞泉」においては”体育会の運動部などで重視される、目上の者への服従や根性論などを尊ぶ気質。また、そのような気質が濃厚な人や組織。”と定義されています。総じて、部活動生やその特徴を持った人たちを指す言葉として使われているようです。
では、具体的にどのような特徴を持っているのか見ていきましょう。
▼体育会系の特徴
・挨拶礼儀
部活動やクラブチームでは、人間的な成長のために競技指導よりも先にまず挨拶・礼儀を指導する傾向にあります。「競技が強いだけではダメ、周りから応援される人になりましょう」と指導することもあります。そういった教育を受けた体育会系の人は、相手の目を見て元気な声で気持ちの良い挨拶をすることの意味を理解し、自然とできるようになる傾向があります。また、対人関係での気配りや敬意の気持ちに基づく行動の規範である礼儀も身に付きやすいと言えます。
・上下関係
先輩を立てる文化や年功序列を重んじる部活動が多く、上下関係を重視する傾向があります。1年生は球拾いから、先輩が見えたらどんなに遠くからでも挨拶をする、後輩は先輩が着く〇分前に準備をしておく、など、その部活動独自のルールもあるようです。時に理不尽なルールもあるようですが、目上の人を敬う大切さを学ぶ機会でもあります。上下関係の大切さを理解し目上の人を立てることができるのも体育会系の特徴の1つです。
・チャレンジ精神
どの競技やスポーツを始めるにしても、スタートする時は何もできない状態です。そんなゼロの状態から様々なプレーを教えてもらい、見て学び、やって覚えていきます。プレーが上達し競技力が向上しても、常により高い壁に挑戦していかなければ勝ち続けることは困難です。体育会系は、チャレンジの難しさや努力して成功した時の喜びも知っているため、何事にもチャレンジ精神を持って取り組むことができると言えるでしょう。
・ストイック
「全国優勝」「オリンピック出場」など高い目標を掲げて練習に取り組む部活動も多く、目標達成のためには寝る間も惜しんで練習したり厳しい食事制限をしたりすることがあります。そこまで高い目標や厳しい練習環境でないにせよ、「今日は休みたいな」「ちょっとさぼっちゃおうかな」という気持ちと戦い、自分に打ち勝ってきた経験をしてきた人は多いはずです。弱い自分に負けてしまった経験も、「それではいけないもう二度と手を抜かないぞ」というマインドに繋がっていることでしょう。そのため、体育会系はストイックに物事に取り組むことができると言えるでしょう。
・チームワーク
競技によって個人・団体など形式は異なりますが、部活動という面ではチームとして協力し同じ目標に向かって一丸となって取り組む経験は誰しもあるはずです。誰かに影響を与えたり、誰かから影響を受けたり、チームとして成長してきた経験を通して、体育会系は組織に貢献する力やチームワークを発揮できるという強みを身に付けていると考えられます。
・PDCA
スポーツは勝負の世界であるため、部活動生には勝つために日々試行錯誤し練習に取り組む人が多いです。試行錯誤している部活動生は、試合に負けてしまったら、敗因を突き止め、その課題を克服するために今後の練習方法を考え、次の試合に向けて練習に取り組みます。そして次の試合の結果をもとに今までの練習が正しかったのか振り返り、改善点を今後の練習に活かしていきます。勝ち続ける、高い目標を達成するためには、常に成長する必要があり、PDCAサイクルを回し続けなければなりません。そのため体育会系は、部活動を通して自然とPDCAを回せるようになっている傾向があると言えます。
一般的に体育会系と呼ばれる人の特徴を読んでみていかがでしたか?
予想通りの特徴もあれば、「これも体育会系の特徴なんだ!」という新しい気づきもあったかもしれません。上記はあくまで体育会系と呼ばれる方に共通して見られることの多い特徴や傾向です。全ての人に当てはまるわけではないため、「当てはまっていないから自分は体育会系と言えないのではないか?」と思う必要はありません。また、この特徴をもとに自分の強みを考えてみるのも良いかもしれません。
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続いては、体育会系の企業の特徴をご紹介していきます!
体育会系の特徴と共通するのか、
はたまた異なる特徴があるのか?
体育会系の企業を志望している方、必見です◎
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体育会系企業って、どんな企業?
体育会系企業と聞くと、みなさんはどんなイメージがありますか?
「風通しが良い」「成長が速い」「モチベーションが高い」などのポジティブなイメージもあれば、「上司が怖い」「ノルマが厳しい」「飲み会が多い」などのネガティブイメージもあるかと思います。
一般的に体育会系企業と呼ばれることの多い企業の特徴を見ていきましょう。
・スポーツ経験者が多い
体育会系企業はその名の通り体育会系の特徴や雰囲気を持った企業であり、それは体育会系の社員が多いことも影響しています。体育会系の社風に惹かれて入社する人がいたり、スポーツ経験者が多くいることで体育会系の社風になっていくこともあります。体育会系企業に合う人もいれば合わない人もいますが、スポーツの世界を経験してきた人の方が体育会系企業に馴染みやすく活躍することが多いようです。そのため、どんどんスポーツ経験者の割合が増えていくのかもしれません。
・上下関係を重視している
入社歴が浅い人が率先して雑務を行ったり、目上の人への気配りができる人が評価されたり、上下関係を重視する傾向があります。職場によって入社歴を重視する企業もあれば、役職や仕事の出来具合を重視する企業もあります。上下関係を重視するため、挨拶や礼儀に関する指導を徹底している企業も多いようです。
・チャレンジ精神が強い
一般的な企業よりも研修期間が短く、独り立ちするスピードが速かったり、若手でも挑戦する機会が積極的に与えられていたりします。失敗から学び、改善を繰り返すことで成長できるため、どんどんチャレンジしてOKという社風もあります。失敗してもフォローしてくれる上司や組織体制が整っていることも、体育会系企業の特徴といえます。
・ストイックな人が多い
「必ずノルマを達成したい!」「同期に勝ちたい!」という思いで、朝早く出社して遅くまで残業をする人も。逆に量より質を求めて定時内における無駄を一切省いて業務の効率UPに取り組む人も。どちらも結果・成果を上げるためにストイックに取り組んでいる証拠です。目標達成のために努力を惜しまないのは、スポーツや部活動を通して身に付いた体育会系の特徴とも共通するようです。
・成果へのこだわりが強い
ストイックな人が多いこととも関連しますが、体育会系企業は成果に強くこだわる傾向があります。そういった成果へのこだわりが「ノルマが厳しい」「上司が怖い」などの体育会系のマイナスイメージに繋がっているのかもしれません。しかし、成果にこだわるからこそ達成した場合はキャリアアップできたり給与に反映されるなど、努力した分はしっかり評価される体制が整っています。
上記の特徴を読んでみて、どのように感じましたか?
同じ特徴を読んでもプラスに受け取る人もいればマイナスに感じる人もいるでしょう。
マイナスに感じる項目が多かった人は体育会系企業に向いていないのでしょうか?
プラスに感じる項目が多かった人は体育会系企業に向いているといえるのでしょうか?
マイナスに感じる項目が多かったからという理由で、体育会系企業への入社を諦める必要はありません。
続いては、体育会系企業に向いている人向いていない人の特徴や、その判断方法を解説していきます!
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体育会系企業に向いている?
向いていない?
自分は体育会系企業に向いているのか?
それとも向いていないのか?
それぞれの特徴と判断方法を解説します!
▼向いている人
・成長意欲が高い
体育会系企業は成長意欲が高く、成長スピードが速い人達が集まっている傾向にあります。成長意欲が高い人は周りの成長スピードの速さに刺激を受けて、モチベーションUPに繋がるでしょう。同じ価値観の人が集まり、ビジネスにおいても部活動の練習と同じようにストイックに取り組み、どんどん成長していきたいと思う人には向いている環境です。
・精神論も大事だと思う
体育会系企業は成果主義のところも少なくないため、目標を達成するためには努力を惜しまず全力で取り組むべきだと考える傾向にあります。論理的に必要なことを洗い出して取り組むことはもちろんですが、最終的には「絶対にできる!」「自分に負けるな!」といった精神論になることもあります。結果・成果を上げるためには、前向きな気持ちで取り組むことや高いモチベーションを保つなどの気持ちの在りようも重要だという考えを理解できる人は、向いているでしょう。
・競争があると燃える
体育会系企業はストイックな人が多く、成果を重視する傾向にあるため、常に社員同士がライバル心を持ってお互いに良い刺激を与え合いながら仕事に取り組んでいます。競い合う数字が明確になっていることでモチベーションが上がったり、ライバルとの競争に勝つことに対して喜びを感じる人は、張り合いのある日々を送ることができるため、向いていると言えます。
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▼向いていない人
・一人で黙々と仕事に取り組みたい
体育会系企業はチームワークを重視する傾向もあるため、社員同士で積極的にコミュニケーションを取ります。お互いに刺激を与えたり協力したりして、全体の目標達成に向けて取り組みます。そのため、自分のペースで一人で仕事を進めていきたい、という人は向いていないかもしれません。
・ワークライフバランスを重視したい
体育会系企業は社員同士の結束を高めるために社内イベントを開催・実施することも多いです。終業後や休日でも一緒に遊びに出かけたり飲みに行ったりすることもあります。仕事とプライベートを割り切って仕事仲間とは仕事の時間だけコミュニケーションを取るようにしたい、という人は、社内イベントへの参加が苦に感じる可能性があるため、あまり向いていないかもしれません。
・厳しすぎる上下関係が苦手
体育会系企業は、目上の存在を尊重し上下関係を重視する人が多いため、挨拶や礼儀作法に厳しい傾向にあります。部活動で大学ごとに独自のルールや文化があるように、企業においても特有の決まりがあることも。そういった厳しい上下関係ではなく、フランクに対等な関係が良いなと考える人は、あまり向いていないでしょう。
▼自分に合う企業の探し方
「体育会系の人や企業の特徴を読んでも自分の向き不向きがわからない!」という人は、就活のプロを頼ってみましょう。初めて経験する就活の中で、プロのサポートはとても心強く頼もしい力になります。
就活のプロであるスポナビのスタッフは体育会出身者が多く、1年を通して大学や部活を担当します。そのため、自分自身の経験をもとに体育会学生に寄り添い、各部活動のスケジュールや特徴を把握したうえで、就活をトータルサポートします。スポナビに登録すると、自己分析やおすすめ企業の紹介、面接対策、書類添削などのサポートが完全無料で受けられます。
その面談の中で客観的にあなたを見て、向いていそうな業界・企業を紹介することもできます。自分の中で答えを持っておりその答え合わせとして参考にするのもいいですし、全く分からない状態で気づきを得るためのヒントにするのもいいです。1人だとなかなか前に進みにくい状態の方に、1歩前に踏み出すサポートをするのがスポナビです。
体育会学生は『時間』が限られているため、使えるものは積極的に使って就活を効率良く有利に進めましょう。
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