「部活動の経験は、就活で有利になるって聞いたけど、本当？」「途中でやめたら不利になる？」などの疑問や不安を抱えている体育会学生のみなさんへ。

部活動経験が就活において有利と言われている理由や企業が評価しているポイント、就活のコツや注意点、途中でやめた場合の伝え方などをご紹介します。

この記事を読めば、部活経験の強みを活かして、自信を持って就活に臨めること間違いなし！ぜひ最後まで解説をチェックしてください。

部活に入っていると
就活は有利？不利？

結論からお伝えすると、「部活に入っていることは就活において一般的に有利に働く」と考えられています。

その理由は、企業が評価するポイントと体育会学生の強みがマッチしているからです。

企業が評価する体育会学生の強み

1．コミュニケーション能力

部活を通して、コミュニケーション能力が向上します。監督や先輩、チームメイトとの密なコミュニケーションを図ることができる点は、社会に出ても円滑な人間関係を築く上で役立ちます。また、自分が所属する組織の目的を達成するために、関係者と積極的にコミュニケーションを取りにいく姿勢は、企業にとっても大きな魅力となるでしょう。

2．忍耐力

部活を経験することで、最後まで諦めずにやり通す忍耐力が身に付きます。仕事において高い壁に直面したり一筋縄ではいかないことがあったりしても、試行錯誤しながら泥臭く努力ができる力は、社会人に必要不可欠な力です。すぐに諦めずに、困難や苦労も成長するための糧にできる忍耐強さは、企業が理想とする人物像の1つです。

3．行動力

部活動経験を通して、行動力に磨きがかかります。個人だけでなくチームで勝つために、足りないものや自分にできることを考え、考えたことを実行できる力は、企業という組織で働く上でも非常に重宝される能力です。指示を待つのではなく、自ら率先して行動し、チームや企業の課題を解決してくれる人は、企業にとって貴重な人材となるでしょう。

4．精神力

部活をしている学生は、逆境に強い精神力を持っています。スポーツという勝負の世界では、負け続けたりスランプに陥ってしまったりすることもあるでしょう。しかし、そんな困難な状況も乗り越えてきた経験は、社会に出て必ず活きます。ノルマや周りの評価などのプレッシャーに打ち勝ち、着実に成果を上げることができる精神力の強さは、企業から高く評価されるポイントです。

5．目標達成力

部活動生には、目標達成に向けて努力し続ける力があります。目標を設定し、達成のために日々の練習やトレーニングを重ねてきた経験は、社会に出ても大いに役立ちます。困難な目標にも諦めずに挑戦し、達成するためにひたむきに努力できる力は、企業にとって非常に魅力的です。

このように体育会学生は、部活動を通して企業が求める能力やスキルを身につけていると考えられます。仕事でも再現性の高い素質を持っていることで入社後の活躍イメージが湧くため、企業は体育会学生を「自社で活躍できる人材」として評価し、積極的に採用したいと考えるのです。

また、企業と学生それぞれに行ったアンケート調査からも、企業が求めるポイントと体育会学生の強みは親和性が高く、体育会学生が人気であることがわかります。

企業のリアルな声

アンケート結果

「部活動生が体育会活動を通して身についた」と感じている強みと「企業が求める人材像」は、マッチしているポイントがたくさんあります。部活動生が強みだと感じていない当たり前の部分も、実は企業が求める素質だったりします。

※各回答のランキング上位10位までを抜粋

リアルな声

『反復練習など、1つのことを継続できる力も魅力です。弊社の業務も、ゼロ段階から学んでいくため、全く知らない状態から自分の理想まで持っていく為には、競技力を高めるための行動と同様に基礎業務を継続する力が必要不可欠だからです。』

『弊社の場合は営業職での採用となるため、「簡単に心が折れない」といいますか、根性がある点に最も魅力を感じています。これは、競技生活の中で「優勝」や「トップになる」といった明確かつ高い目標を掲げて取り組まれている方が多いことが要因ではないかと考えています。考え方はそのままで「競技」という手段が「仕事」に置き換えられる方は、会社でも活躍できると思います。一般の学生と比べると体育会学生は、長期的なビジョンを持つと同時に短期目標を設定するなど、目標の立て方、持ち方が上手いと感じる事が多いです。』

＼採用担当が語る！体育会学生の強みはこちら／
【体育会の強み】企業アンケートから読み取る！

業種別：体育会学生に期待していること

・規律や礼儀正しさ、ストレス耐性（不動産）
・挨拶、積極性、マナー（サービス）
・元気があり、挨拶などの基本ができており、バイタリティーが旺盛である。（メーカー）
・組織内でのコミュニケーション能力、協調性、主体性に基づいた環境適応能力（メーカー）
・目標を立て、達成することの意義を知っていること（アパレル）

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【体育会の評価】面接官のリアルな答え

アンケート結果からもわかるように、体育会学生の魅力は、部活動を通して仕事に直結する能力や素質を身に付けている点のようです。先輩やOB・OGといった様々な人と関わることで得た経験がお客様や上司など社内外問わず信頼関係の構築に繋がったり、スポーツという勝負の世界で磨いてきた行動力や継続力が基礎業務に活きたりするなど。部活を通して身に付いた強みかつ社会人になって仕事で活かせるポイントをおさえて、上手にアピールしていきましょう。

「部活経験ってやっぱり就活で有利になるんだ！」と一安心したあなたに、少し注意してほしいことがあります。

部活をしていることは就活で有利な一方、不利になる可能性もあるんです。

体育会就活の注意点と
有利に進めるコツ

体育会就活における注意点は、2つです。就活を有利に進めるためのコツとあわせてチェックしましょう。

【注意点➀】出遅れやすい

部活をしている学生は、練習や試合で忙しく、就活のスタートが遅れてしまう傾向にあります。大学や競技によっては4年生の秋に引退する部活もあり、就活に割ける時間が少ないことも要因の1つです。

【コツ➀】スケジュールを把握して早めに取り組む

まずは、就活の全体像を把握して、早めに準備し始めることが大切です。大会シーズンや引退時期など、部活動のスケジュールと比較して、いつ何に取り組むべきか計画を立てましょう。忙しい中でもすきま時間を見つけて、インターンシップや説明会など、参加できるイベントには積極的に参加し、情報収集を行いましょう。

すきま時間の活用方法

ナビサイトに登録して就活ノウハウやコラムを読み込む
オンラインのイベントに参加して就活意欲を高める
就活生のコミュニティに参加して新しい情報を入手する　など

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26卒の就活スケジュール：変更点や重要なポイント

【注意点➁】情報が集まりにくい

部活に熱中していると、情報収集が難しい場合があります。就活に費やす時間が少ないことと、常に行動を共にする仲間が同じコミュニティに所属しているため持っている情報が同じ内容に偏ってしまいがちなことも、影響しています。

【コツ➁】いろんなサービスを上手に使う

就活エージェントや就活サイトなど、様々なサービスを上手に活用し、効率的に情報収集を行いましょう。大学の就職課もおすすめです。その大学の傾向に合った就活アドバイスをくれたり、大学に声をかけている企業の求人を教えてくれたりします。就活イベントにも積極的に参加し、企業の情報収集や社員との交流を深めましょう。

情報収集の手段

・就活エージェント
体育会学生向けの就活エージェントに相談し、自分に合った企業を紹介してもらう
・キャリアセンター
大学のキャリアセンターで、就活に関する情報を収集する
・OB・OG訪問
OB・OG訪問を通して、企業の情報や仕事内容について話を聞く
・合同説明会
複数の企業の説明を一度に聞くことができる
・インターンシップ
実際に企業で働くことで、仕事内容や社風を体験する

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【就活アンケート結果】体育会学生の最新情報

注意点を知って、「今すぐスタートを切りたい！けど、いろんな就活サービスがあって決めきれない…」と悩んでいるあなたへ。

続いては、体育会学生におすすめのサービスをご紹介します！

就活で部活経験は意味ない？真相と有利に進めるコツ

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