バドミントンの部活で学んだことを、就職活動の自己PRや面接でどう伝えれば良いか悩んでいませんか?一つのことに打ち込んだ貴重な経験も、上手く言語化できなければアピールに繋がりません。この記事では、あなたのバドミントン経験を「継続力」や「分析力」といった、企業に評価される「強み」として言語化する方法を、具体的な例文を交えながら徹底解説します。自己PR・ガクチカの作成から、あなただけの武器を見つける自己分析まで、この記事一本で完結します!
1. 【キーワード一覧】
バドミントン経験から見つかる
「あなたの強み」

まずはじめに、バドミントンを通して学んだことは、多様な「強み」に変換できます。いきなり文章を考える前に、まずは自己PRやガクチカでアピールできる強みがないか、以下のリストから探してみましょう!
| カテゴリ | 強みとなるキーワード |
|---|---|
| 思考・戦略面 | 計画性、洞察力、柔軟性、分析力、判断力 |
| 精神・人間性 | 平常心、継続力、粘り強さ、集中力、感謝の心 |
| 対人・組織面 | 信頼関係構築力、影響力、指導力、貢献意欲、協調性 |
| 実行・行動面 | 主体性、チャレンジ精神、課題解決能力、準備力、対応力 |
いかがでしょうか。これらの強みを、あなた自身の具体的なエピソードと結びつけることが、魅力的な自己PRへの第一歩です。
では、これらの強みをどのように文章に落とし込めば、採用担当者に響く自己PRやガクチカになるのでしょうか。次の章で、具体的な書き方のコツと例文を見ていきましょう。
2. 【例文】
バドミントン経験を
自己PR・ガクチカで伝える方法

見つけた「強み」を、どのように伝えれば採用担当者に響くのでしょうか。ここでは、部活動で得た経験をアピールするための実践的なノウハウを解説します!
2.1. 採用担当者が見ている「ポイント」
採用担当者はバドミントンの実績そのものより、その経験のプロセスに注目しています。なぜなら、そのプロセスから見つかる「再現性のある能力」こそが、入社後に個人と会社の成長に繋がると考えているからです。例えば、下記のポイントなどを評価しています。
- 目標達成意欲と継続力
- ストレス耐性と精神的な強さ
- チームワークと協調性
- 主体性と課題解決能力
アピールすべきポイントは同じでも、あなたが目標達成のために「どう考え、どう行動したか」を具体的に伝えることが、何よりも重要です。
2.2. 採用担当者に響く自己PRの基本構成「PREP法」
企業が求めるポイントを理解したら、次に重要になるのが話の「構成」です。自己PRやガクチカは、「PREP法」で組み立てると、話が伝わりやすくなり説得力が格段に増します。
- P (Point):結論(私の強みは〇〇です)
- R (Reason):理由(バドミントンの〇〇という経験で発揮しました)
- E (Example):具体例(課題、目標、行動、結果)
- P (Point):結論(この強みを活かし、貴社で貢献します)
自己PRを作成する際は、ぜひこのフレームワークに沿って、あなたの経験を整理してみてください。
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基本的な書き方をインプットしたら、次はあなたのバドミントン経験をどう当てはめるかが重要です。具体的な例文でイメージを膨らませていきましょう。
2.3. アピール別「例文7選」
このPREP法という「型」を意識しながら、具体的な例文を見ていきましょう。あなたの経験に近いものを見つけて、自己PR作成の参考にしてください。
【例文1】
目標達成力・継続力
私の強みは「目標から逆算し、努力を継続できること」です。大学の部活動で「都大会ベスト8」という目標を掲げた際、チームの課題は技術力、特にレシーブ力の低さでした。私はこの課題克服のため、全体の練習後にラケットを握る自主練習を毎日30分、自身に課しました。さらに、練習の様子をSNSで発信することで、周囲にも粘り強く働きかけました。その結果、私の自主練習に参加するメンバーが5人に増え、チーム全体のレシーブ力が向上し、最終的に目標を達成できました。このバドミントン部で学んだ「目標達成のための継続力」を活かし、貴社の営業職として必ず成果に貢献します。
【例文2】
チームワーク・協調性(ダブルス)
私の強みは「目標達成のため、多様な仲間と信頼関係を築く協調性」です。3年間ペアを組んだプレイヤーとプレースタイルが合わず、当初は連携ミスが多発しました。改善のため練習後に毎日15分の対話の時間を設け、互いの理解を深めた結果、最後の大会で地区優勝できました。この協調性を活かし、貴社のチームプロジェクトの成功に貢献したいです。
【例文3】
分析力・戦略的思考(シングルス)
私の強みは「現状を分析し、戦略を構築する力」です。体格で勝る相手に勝てない時期、過去30ゲームのプレーを分析し、速いスマッシュに頼る戦術から、緩急をつけたネット際のショットでラリーを組み立てる戦略に転換しました。自分の失点パターンと得点源を客観的に把握し、練習方法を改善した結果、格上の相手にも勝利し、県大会準優勝を達成できました。この分析力を、貴社のマーケティング業務で活かしたいです。
【例文4】
課題解決能力
私の強みは「課題に対し、多角的な視点で解決策を見出す能力」です。所属部の練習の密度が低いという課題に対し、部員へのヒアリングを実施しました。そして、体育館を使えない時間も有効活用できる、基本的な動きを反復するフットワークトレーニングのメニューを考案・導入し、練習の効率化を図りました。この課題解決能力を活かし、貴社の業務でも貢献したいです。
【例文5】
精神的な強さ・集中力
私には「プレッシャー下でも、目の前のプレーに集中できる精神的な強さ」があります。団体の勝敗がかかった試合で、相手にマッチポイントを握られた際も、「次の一点」だけを考えてプレーに集中し、逆転勝利できました。この精神的な強さを活かし、どのような状況でも冷静かつ正確に業務を遂行します。
【例文6】
リーダーシップ・指導経験
私の強みは「多様なメンバーを尊重し、目標達成に導くリーダーシップ」です。部長時代、チーム内には全国大会を目指すクラスの経験者と初心者が混在し、練習への温度差が課題でした。そこでレベル別の練習時間を設け、双方の代表者とメニューを作成した結果、チームの一体感が高まり、大会で過去最高の成績を収められました。この経験を活かし、貴社のチームの成果最大化に貢献します。
【例文7】
サポート力・貢献意欲(マネージャー)
私の強みは「チームの目標達成のため、主体的に貢献できるサポート力」です。マネージャーとして部を支える中で、選手のコンディション管理が課題でした。そこで「コンディションノート」の導入を提案・実行し、データを基に練習量を調整した結果、怪我人が前年比50%減少し、チームの戦力維持に貢献しました。このサポート力を活かし、貴社の円滑な業務遂行に貢献します。
例文を参考に、ご自身の自己PR・ガクチカのイメージが掴めてきたでしょうか。さらにあなただけのオリジナリティを出すために、次の章では経験を多角的に深掘りする方法をご紹介します。
3. 【状況別】
バドミントン経験の
「強み」を深掘り

自己PRの型と例文を見て、伝え方のイメージが湧いてきたのではないでしょうか。 ここからは視点を変えて、あなただけのオリジナルな強みを見つけるために、経験をさらに多角的に深掘りしていきましょう!
3.1. プレー形式から考える
- ダブルス:常にペアとコートを分け合うため、協調性、役割遂行能力、コミュニケーション能力が磨かれます。パートナーとの連携や、試合中の声かけ、自分の役割を全うした経験は、ビジネスにおけるチームプレーや連携力にも直結します。
- シングルス:全責任を一人で負うため、自己分析力、戦略構築力、精神的な自立が鍛えられます。スランプの克服や、格上の相手への戦術立案など、自分と向き合い課題を乗り越えた経験は、自走力の高さを証明することに繋がります。
3.2. 立場・経験値から考える
- 初心者:未経験からの挑戦は、素直さと吸収力の証明になります。経験者との差を埋めるために工夫したことや、謙虚に学んだ姿勢をアピールできます。
- 経験者・リーダー:チームの中心としての経験は、責任感と指導力のアピールに繋がります。チームの課題解決や後輩の指導経験を具体的に語りましょう。
- マネージャー・サポート役:チームを支えた経験は、献身性と観察力という強みになります。選手の活躍のために自ら考え行動した経験は、組織への貢献意欲として評価されます。
このように、視点を変えるだけで様々な強みが見つかります。次の章では、これらの強みを整理し、あなただけの『武器』として完成させるための具体的な自己分析のステップを見ていきましょう。
4. オリジナルの
「武器」を見つける
自己分析3ステップ

ここまでで、あなたの強みの輪郭がかなり見えてきたはずです。 最後に、それをあなただけの「武器」として完成させるための、具体的な自己分析のやり方を3ステップでご紹介します!
- STEP1:経験の棚卸し
嬉しかったこと、悔しかったこと、乗り越えた壁など、バドミントンに関する出来事を全て書き出し、感情が大きく動いた瞬間を特定しましょう。
- STEP2:課題と行動の明確化(STARメソッド)
印象的なエピソードを、以下の4点で整理しましょう。
【S 】Situation:状況
【T 】Task:課題・目標
【A】Action:自分の行動
【R】Result:結果
(例文)
【S】大学のバドミントン部で、自分のバックハンドが弱点だと自覚しており、試合でも狙われることが多かった。【T】次の大会までにバックハンドを克服し、チームの勝利に貢献できる選手になることを目標にした。【A】コーチに助言を求め、通常の練習に加えて毎日30分、バックハンドの素振りや壁打ちなどの自主練習を追加した。【R】結果、大会ではバックハンドで力強い返球ができるようになり、得点に繋がった。チームの勝利にも貢献できた。
- STEP3:強みの言語化
STEP2の「行動(Action)」から、あなたの「強み」を抽出しましょう。(例:「チームの課題解決のため主体的に働きかける力」→「課題解決能力」)そして、その強みが志望企業でどう活かせるかを考えてみましょう。
この3ステップを通じて、あなたのバドミントン経験は、あなただけの価値ある「武器」として言語化できたはずです。
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最後の自己分析でオリジナリティを加えたことで、これまで上手く言葉にできなかったあなたの経験が、自信を持って語れる「武器」になったのではないでしょうか。
5. まとめ

バドミントン経験は、あなたの個性とポテンシャルを伝える強力な武器になります。重要なのは実績の有無ではなく、一つのことに真剣に向き合ったプロセスと、そこで学んだことです。この記事を参考にあなたの経験を整理し、自信を持って自己PRや面接に臨んでください!
最後に、企業に提出する前に、必ず誰かに添削してもらう機会を作りましょう!
家族や友人、先輩、就職課の方などに読んでもらい、第三者からの意見を聞くことで、より良い文章にすることができます。
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