大手かベンチャーか、それぞれの違いや特徴をご紹介!【大手・ベンチャー】

『大手とベンチャーどちらが良いのでしょうか?』

多くの就活生からよく相談される質問です。

大手とベンチャーの違いや重視すべきポイントについて解説していきます!

▼大手の定義

そもそも大手や大企業とは、どのような企業のことを指すのでしょうか?

実は、大手や大企業の明確な定義はありません
大企業とは、企業規模を軸に見た企業分類の言葉です。中小企業のみ「中小企業法」で定義が決まっており、それ以上を大企業と考えます。

また、大手企業にも明確な定義はないのですが、一般的には「世間の認知度が高く、業界で高いシェアを誇る会社」として、認識されています。

企業規模も大きい場合がほとんどですが、業界内外での知名度が定義における重要な要素になってるため、規模を指すのか知名度を指すのか、ニュアンスの違いを理解したうえで、企業研究を進めましょう。

▼大手のメリット・デメリット

|メリット
・企業内教育が手厚く、様々な研修制度がある
・昇進・昇給などの評価基準が明確
・勤続年数が長く、キャリアビジョンや
 ライフプランをイメージしやすい
・福利厚生が充実している
・給与水準が高め
・ワークライフバランスが取りやすい
・業績や会社が安定しており倒産などのリスクが低い
・ネームバリューがあるので、社会的な信用が高い

|デメリット
・裁量がない場合がある
・ルールや定義など決まりが多く、自由度が低い
・転勤が多い

▼ベンチャーの定義

明確な定義は設けられていないものの、「独自のアイディアや技術をもとに、新しいサービスやビジネスを展開する企業」として認識されています。

「設立から5年以内など、若い会社であること」「短期間で急成長していること」なども、ベンチャー企業の定義として重要な要素と見られています。

中小企業と混同することも多いようですが、中小企業は企業規模を軸に見た企業分類です。これに対してベンチャー企業は、企業の規模に関わらず、独自のアイディアや技術をもとにして、新しいサービスやビジネスを展開する企業を指します。多くは小規模から中規模であるため、「中小企業のベンチャー企業」は数多く存在します。

ベンチャー企業の中でも、特に新しいビジネスモデルを展開する企業は「スタートアップ」と呼ばれています。既存のビジネスではなく、新規に立ち上げられたビジネスである点がスタートアップの特徴です。

▼ベンチャーのメリット・デメリット

|メリット
・実力主義で、風通しが良い
・ひとりひとりの裁量権が大きく、
 様々な仕事に挑戦できる
・短期間で成長できる(成長スピードが速い)
・社会の歯車ではなく替えの効かない個人として、
 企業を自らの手で「育てる」実感を持てる
・ルールや定義、常識に縛られず、
 柔軟な働き方をしやすい
・プロジェクトの進行や意思決定のスピードが速い
・社内のコミュニケーションが取りやすい
・転勤や異動がない場合が多く、
 配属希望が叶いやすい

|デメリット
・研修が少ない、研修期間が短い場合がある
・福利厚生が整っていない場合がある

▼重視すべきポイント

大手とベンチャーどちらにもメリット・デメリットがあります。重要なのは、あなたがいま、そしてこれから、何を重視するかです。

0から1を作るのか、1を100にするのか
成長スピードか、教育・研修制度の充実か
1社で勤め上げるのか、転職するのか
挑戦か、安定か

まずは自己分析で自身の就活の軸を探し、気になる企業や業界について調べたり、社会人のリアルな声を聞いたりしてみましょう。また、キャリアプランについても考えておきましょう。

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