【競技別:水泳】人事に響く自己PRを作ろう!

ESでも面接でも、必ず聞かれる自己PR。

体育会学生は【部活動】のエピソードをもとに自己PRを作ることが多いです。その分、内容が被ってしまいありきたりな自己PRになってしまうことも…

競技別のポイントをおさえて、自分だけの自己PRを作りましょう!

今回は、水泳!🏊

▼水泳
水泳の特徴は、リレーなど種目によっては団体戦といえるものがあったり大学対抗の場合もありますが、基本的には個人競技の要素が多い種目になります。。昨日より今日、今日より明日と常にスイムの最速記録を目標に取り組むストイックな競技でもあります。

水泳部の自己PRのコツは、自分との戦いになることが多く練習メニューを伝えてもその辛さや大変さが伝わりにくいのですが、①努力の大変さをできるだけ分かりやすく伝えたうえで、②強みを発揮した、培った経験に焦点を合わせてエピソードを伝えること。

①努力の大変さをできるだけ分かりやすく伝える

水泳は、0.1秒0.01秒を縮めるためにかなりの練習量や細かいフォームの改善が必要になります。基本的に道具を使わない競技であるため、体が資本となり、結果に大きく影響します。そのため、普段から食事に気を使い、トレーニングに励みます。生活全てが練習と言っても過言ではないくらいです。

だからこそ、どのような努力をしたか伝えることが重要です。

(例:修正前)
私は、水泳部に所属していました。大会結果ではなく常に記録を更新し続けることを目標に日々練習してきました。常に記録を更新し続けるために、記録とは別に目標を設けてフォームや飛び込みの改善、体力向上などに取り組みました。この経験を通して、目先の結果に惑わされることなく自分が本当に求めている結果に近づくステップを確実に踏み進めていくことで欲しい結果を手に入れられることを学び、目標達成力とやり抜く力を身に付けました。

記録更新のための取り組みは分かりますが、文字だけを見ると簡単に取り組んだように捉えられる可能性もあります。苦労して乗り越えたことで学んだことや身に付いた力があるはずなので、どのような状況で努力を続けたのかを伝えるようにしましょう。

例えばこのように変えてみるとどうでしょうか?

(例:修正後)
私は、水泳部に所属していました。大会結果ではなく常に記録を更新し続けることを目標に日々練習してきました。どれだけ頑張ってもすぐに記録が更新されることはなく停滞することや遅くなることもあり、何のために練習しているのか分からなくなることも多々ありました。その中でも目標を見失わないように、記録の目標とは別に目標を設けてフォームや飛び込みの改善、体力向上などに取り組みました。この経験を通して、目先の結果に惑わされることなく自分が本当に求めている結果に近づくステップを確実に踏み進めていくことで欲しい結果を手に入れられることを学び、目標達成力とやり抜く力を身に付けました。

「頑張っても報われずに目標を見失いかける」という水泳を経験したことがない人でも共感できる説明を付け加えることで、どれだけ苦しい中で頑張ったのかがイメージしやすくなりました。

自己PRは、部活動を通して培った強みを仕事においてどのように活かせるかを伝える必要があります。そのため、競技に捉われず汎用性のある説明や表現を使うとよいです。

②強みを発揮した、培った経験に焦点を合わせてエピソードを伝える

水泳部は、たった数秒の記録更新のために毎日何キロも泳ぎ、食事制限を行い、ストイックな生活をしています。ただし、このストイックな練習の中でも1人1人意識していることは異なり、身に付く力や成長スピードも異なります。

何を一番アピールしたいのか自分の強みに焦点を絞って、エピソードを伝えましょう。

(例:自己管理能力)
私は、水泳部に所属していました。入部当初、私は部で最もタイムが遅かったため、部で一番速くなることを目標に取り組みました。周りとの差を埋めるためには圧倒的な練習量と効率の良い練習内容が必要であり、それを実現するために常に体調管理を徹底しました。睡眠時間・食事・ストレッチ・予防などを徹底し、3年間1度も練習を休むことはありませんでした。その結果、専門種目で部内トップのタイムを記録することができました。この経験から、結果を出すために決めたことをやりきるための自己管理能力を身に付けました。

(例:チームワーク)
私は、水泳部に所属していました。水泳は個人競技ですが、部として活動しているためチームの力で個人の成長を促していきたいと考え、練習に取り組みました。個人種目の練習とは別に部全体で行う練習メニューを設けたり、週に1度の記録会では他の種目の応援をしたり、意見交換のMTGを行ったりしました。その結果、個人で取り組んでいた時よりタイムが縮まったり、モチベーションが高まったという声が多く上がりました。この経験から、お互いの相乗効果を生むためのチームワークの大切さを学び、個人の集まりからチームワークを生み出す力を身に付けました。

タイムを縮める、1秒でも速く泳ぐための練習という点では同じでも、意識したポイントを明確にすることで全く異なる自己PRになります。

大学の部活動生活で最も意識したことは何でしょうか?すでに無意識の領域に達している場合、自分では気づけないこともあります。部員間でどんなことを意識して取り組んでいるのか話し合ったり、練習への取り組み姿勢における気づきを共有したりすることで、新たな気づきが生まれるかもしれません。ぜひ話し合ってみましょう。

>> 他の例も気になる方はこちら <<

①②のポイントをおさえて、魅力たっぷりの自己PRにしましょう!

また、陸上と水中で異なるものの、部活動の特徴としては陸上部と似ています。陸上部の自己PRもぜひ読んでみましょう!

>> 陸上部の自己PRはこちら <<

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