【体育会系向け】公務員の適性や合格するコツ|体験談付き

警察・消防・教員など、公務員を志望する体育会学生は、民間企業を志望する就活生とはまた違った悩みを抱えていることでしょう。

周りに公務員試験を受ける人が少ないと、相談する場所がなく孤独を感じることもあるかもしれません。

「自分は公務員に向いているのだろうか?」「民間企業も受けたほうがいいのかな?」「公務員試験に合格できるか不安…」など、公務員を志望する体育会学生の悩みにお答えします!

体育会学生は公務員に向いている?

そもそも体育会系の学生は公務員に向いているのでしょうか?

警察・消防・教員などは、小さい頃から憧れており志望度が高い人が多く、国家公務員や地方公務員を志望する人は大学卒業後の進路を考えるタイミングで検討する人が多い印象です。

後者の場合、「自分(体育会系)は公務員に向いているのかな?」と考える人も多いでしょう。

まずは公務員と民間企業の違いをおさえてから、公務員と民間企業それぞれに向いている人の特徴をご紹介していきます!

▼公務員と民間企業の違い
・目的
公務員:社会への奉仕=非営利目的
民間企業:利益を上げること=営利目的

公務員の給与は税金から支払われるため、売上を上げる必要はありません。民間企業の給与は売上から支払われるため、売上を上げる必要があります。

・給与
公務員:大きな昇給や急なキャリアアップはほとんどない
民間企業:仕事の結果・成果が給与に反映される

公務員の給与は税金によって支払われるため、多くの仕事をこなしたからと言って給与が上がるわけではありません。民間企業の給与は売上によって支払われるため、成果を残すと月給や賞与など給与に反映されることがあります。

・安定
公務員:景気の影響を受けることなく給与が安定している
民間企業:景気や売上によって給与が変動する

公務員の給与は税金によって支払われるため、景気に左右されることはほとんどなく、安定した給与と昇給が確保されています。民間企業の給与は売上によって支払われるため、景気や仕事の成果に左右されることがあります。

▼公務員に向いている人
・責任感が強い
公務員の仕事は、個人の結果や成果を追い求めるものではありません。行政の手続きや国民の生活を支える仕事です。ミスが許されない仕事であり、ルールや期日を守ることが重要です。そのため、責任感を持って任された仕事をしっかりやり切ることが求められます。

・協調性がある
公務員の仕事は、職場の同僚だけでなく提携先の関係者や地域住民の方など、様々な方と関わる機会があります。そのため、コミュニケーション能力や周囲と協力して問題解決に取り組む協調性が求められます。

・献身的である
公務員の仕事は、頑張った分報酬が得られるわけではありません。「地域の問題を自分事として捉え、解決に取り組む」「災害など緊急時に住民のことを第一に考えて行動する」など、目の前の人のために働く献身的な対応が求められます。

▼民間企業に向いている人
・チャレンジ精神が強い
民間企業の仕事は、頑張って成果を出せば、月給や賞与として給与に反映されます。言われたことをただこなすのではなく自分で考えて試行錯誤したり、成果を上げるために積極的に挑戦するなど、チャレンジ精神が求められます。

・競争意識や向上心が強い
民間企業では、周りの社員と切磋琢磨しながら成長していくことが求められます。営業職だけでなく他の職種においても、仕事への取り組み方や身に付けたスキルなど個人の成長が昇進・昇給に繋がります。そのため、競争心向上心の強さが求められます。

・成長意欲が強い
民間企業は、ライバル企業に勝つために新しい事業や製品を生みだすなど、売上を上げ続けるために成長していく必要があります。そこで働く社員も営業職や事務職など職種に関わらず、常に新しいアイディアを考えたり、新しい方法に挑戦するなど、成長意欲の強さが求められます。

上記の特徴は一例であり、当てはまれば必ず向いているというわけではありませんし、当てまらないから向いていないというわけではありません。また、公務員といっても、警察官や消防士、県や市役所の職員など様々な仕事があり、勤務形態や組織文化はそれぞれ異なります。

公務員という大きな枠ではなく、職種や勤務先ごとの働き方や仕事内容が自分に向いているかも知ることが大切です。志望する仕事の特徴を調べて理解を深めることと、自分の強みや特徴を知るために自己分析にも取り組みましょう。

(自己分析の方法はこちら)
https://know-how.sponavi.com/how-to/169/

続いては、公務員を志望する体育会学生向けに、公務員に合格するためのコツをご紹介します!

公務員に合格するコツ

公務員に合格するためのコツは、民間企業と並行して公務員試験を受けることです。

「公務員試験のための勉強時間が減ってしまうんじゃないか?」「民間企業を志望していないのに受ける必要があるのか?」と思う人もいるでしょう。

しかし実は、民間企業も受けたほうが公務員の合格に近づけるんです!

公務員の合格に近づくだけでなく、就職活動の満足感UPにも繋がるなどメリットばかり。その理由をご紹介します。

▼民間企業も受けたほうがいい理由
・視野が広がる
小さい頃からの夢で公務員を目指している人も、なんとなく安定してそうだからという理由で公務員を目指している人も、他の仕事をどれくらい知っていますか?日本には、約360万社の企業があります。(『中小企業白書/小規模企業白書 2023年度(中小企業庁)』における「付属統計資料」参考)選考を受けるか受けないかに関わらず、合同就職説明会やナビサイトを利用して、世の中にどんな仕事やどんな会社があるかを知ることは重要です。様々な仕事を知ることで視野が広がり、納得のいく仕事選びをすることができます。

・選択肢が増える
公務員の仕事しか知らない状態で公務員だけを受けてしまうと、公務員試験に落ちてしまった場合や社会人になって仕事が合わないなと感じた時に、他の選択肢が見つからない状態になってしまいます。公務員試験の結果が出る頃に募集を継続している求人は多くありません。リスクヘッジのためにも、民間企業を受けて内定を獲得しておくと、就職先を選ぶ際に複数の選択肢を比較して、最も納得のいく就職先を選ぶことができます

・面接力が上がる
民間企業の面接時期は企業によって様々です。それに比べて面接が行われる公務員2次試験はどの県でも6月以降のことが多いです。6月より前に民間企業の面接を受けておくと、面接の雰囲気や自分に足りない部分を知ったうえで、対策することができます。実際に面接を受けて経験値を溜めて、面接力を上げた状態で、公務員試験に臨むことができます

・志望理由が明確になる
公務員の仕事しか知らない状態よりも、世の中の仕事をたくさん知った状態で話す志望動機の方が、理由に深みが出ます。もしかしたら今まさに「公務員になりたいけど、志望動機が思い浮かばない…」という人もいるのではないでしょうか?民間企業への就職活動を通して様々な仕事を知ることで、公務員との違いがわかり、なぜ公務員になりたいのかを明確にすることができます

・気持ちに余裕ができる
民間企業の早期選考を受けて、公務員試験前に内々定を獲得しておくと、気持ちに余裕を持った状態で試験に臨むことができます。内々定を獲得している=就職先の選択肢があるという安心感と、面接に合格したという自信を持っておくことで、リラックスした状態で試験に臨むことができるため、自分の力を存分に発揮できるはずです。

民間企業も受けたほうがいい理由をご紹介しましたが、公務員試験と両立できずにどちらも対策が不十分な状態になってしまうと元も子もありません。

続いては、公務員試験と民間企業への就活を両立するためのコツをご紹介します!

公務員試験と民間企業への
就活を両立するコツ

公務員試験と民間企業への就活を両立するためのコツは、3つあります。「前もってスケジュールを立てること」「先輩の体験談を参考にすること」「就活のプロを頼ること」です。

▼前もってスケジュールを立てる
公務員試験と民間企業の選考スケジュールをチェックして、両立するスケジュールを立てましょう。体育会学生は部活動のスケジュール把握もお忘れなく!まずは、公務員試験民間企業の選考部活動、この3つのスケジュールを把握しておくことが重要です。次に、いつ何に取り組むのかを前もって決めておくと、バタバタせずに余裕を持って取り組むことができます。

・公務員のスケジュール
3年生の夏   :夏季インターンシップ
3年生の2月~ :募集要項の掲載開始
3年生の3月~ :願書受付開始
4年生の5月~ :1次試験
4年生の6月~ :2次試験
4年生の7月~ :内々定通知
4年生の10月  :内定通知

あくまで一般的なスケジュールです。受験する職種や自治体によって、試験の実施月や試験科目が異なります。希望する職種や自治体(県や市町村)の選考スケジュールは事前にHPを見て調べたり、OBOGの先輩に聞くなどしておきましょう。

・民間企業のスケジュール
3年生の6月~ :インターンシップ情報が公開
3年生の夏   :夏季インターンシップ
3年生の秋   :秋季インターンシップ
3年生の冬   :冬季インターンシップ
3年生の3月~ :採用情報が公開、エントリー開始
4年生の6月~ :面接開始、内々定通知
4年生の10月  :内定通知

こちらもあくまで一般的なスケジュールです。中小企業やベンチャー企業などは3月より前に早期選考を行うこともあります。対象年度の募集要項や採用情報は3月以降に公開されるため事前に知ることはできません。そのため、昨年の情報を参考にスケジュールを把握するとよいでしょう。

(過去のスケジュールはこちら)
https://know-how.sponavi.com/how-to/1984/

▼先輩の体験談を参考にする
とはいえ、「両立できるイメージが湧かない…」という人も多いでしょう。そんな時は、先輩の体験談を参考にしましょう。先輩のやり方や学習方法など体育会学生で公務員試験と民間企業の就活を両立した体験談は、きっとあなたの参考になるはずです。

(公務員試験と民間企業の選考を両立した体験談)
https://know-how.sponavi.com/interview/users-voice/2787/

また、民間企業だけを受けた先輩の体験談も積極的に読んでみましょう。早期選考を受けて内々定を獲得した体験談や、民間企業の志望動機が思い浮かばない状態から内々定を獲得した体験談など、参考になる話ばかりです。

(他の就活体験談はこちら)
https://know-how.sponavi.com/category/interview/users-voice/

▼就活のプロを頼る
部活と就活の両立に加えて公務員試験対策にも取り組む体育会学生は、時間に余裕がないと思います。そんな時は、就活のプロを頼ってみましょう。プロのサポートはとても心強く、頼もしい力になります。

就活のプロであるスポナビのスタッフは体育会出身者が多く、1年を通して大学や部活を担当します。そのため、自分自身の経験をもとに体育会学生に寄り添い、各部活動のスケジュールや特徴を把握したうえで、就活をトータルサポートします。スポナビに登録すると、自己分析やおすすめ企業の紹介、面接対策、書類添削などのサポートが完全無料で受けられます。

面談を通してあなたの希望を聞き、希望に沿ったサポートを行います。民間企業に対するサポートだけでなく、公務員試験に向けた面接対策も行っています。

使えるものは積極的に使って、就活を効率良く有利に進めましょう!

「スケジュールを立てるのが難しい…」
「何から手を付けたらいいのかわからない…」
「公務員試験の対策をしてほしい!」
といった質問・相談・依頼も大歓迎◎

「公務員と民間企業どちらを受けるかまだ決まっていないけれど、とりあえず相談したい!」という声にもお応えします!

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